ナダルがガスケに快勝で2週目へ「この大会でのベストマッチができた」 [USオープン]

写真はストレート勝利で3回戦を突破したラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)がリシャール・ガスケ(フランス)を6-0 6-1 7-5で退けベスト16に進出した。
 
「この大会でのベストマッチができたよ。まあほかの試合では苦労していたから、そう言うのは簡単だけどね。でもこれは重要な進歩だ」とナダルは試合後にコメントした。

「だけど僕は進み続けなければならない。これは僕にとっていい勝利だった。初めてストレート勝ちすることができた。彼がレベルを上げてきた第3セットはチャレンジだったよ。いくつかの厳しい瞬間を経験した。でもそういった難しい瞬間をポジティブなフィーリングで安全に抜け出せたというのはいいことだ。4回戦に進出できてうれしいよ」

 自分のサービスで始まったオープニングゲームでナダルは0-40から挽回しなければならなかったが、それ以降は勢いに乗って最初の9ゲームを連取した。ナダルのリターンミスでついに1ゲームを取ったとき、ガスケは腕を挙げてゲーム奪取を祝った。

 ガスケはナダルに対してツアーレベルで18戦して全敗となったが、これはナダルから1勝もできずに喫した敗戦数の最多記録となる。

 ナダルは次のラウンドで、第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を7-6(7) 6-4 6-4で破って勝ち上がった第22シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と対戦する。

「凄い試合だと思った。特に第1セットは、僕のキャリアでももっともクレイジーなセットのひとつだったよ。そこにはすべてがあった。2ブレークダウン、6-5からのサービス…。タイブレークで僕は3-6でリードされていた。あのセットを取れたのは信じられないことだったよ」とティアフォーは試合を振り返った。

 過去2戦して2勝しているティアフォーに対する次戦を見据え、「フランシスのような素晴らしい選手に対して2週目でプレーする訳だから、準備を整えて自分のレベルを上げる必要がある。それができるように願っているよ。大会で勝ち進んでいくチャンスを持ち続けたいのなら、改善するのに適切なタイミングだ」と気を引き締めた。

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写真◎Getty Images

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