ソネゴが前年覇者フルカチュを倒して決勝進出、ワウリンカは負傷により途中棄権 [モゼール・オープン]

写真はウィンストンセーラム・オープンでのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「モゼール・オープン」(ATP250/フランス・メス/9月19~25日/賞金総額59万7900ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝でロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がディフェンディング・チャンピオンで第2シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-6(5) 6-4で倒す番狂わせを演じ、ツアー3勝目に王手をかけた。

 お互いにサービスゲームをキープしてリターン側に大きなチャンスが少なかったこの試合で、メンタル的に打ち勝ち僅差の勝利を掴んだのソネゴのほうだった。彼は第1セットのタイブレークで落ち着きを保って安定したプレーを見せ、第2セットでは3-3からこの試合で唯一のブレークを果たした。

「これは僕にとって今季初めての決勝だから、本当にうれしいよ。ここでは毎日とてもいいプレーができている。そのことが凄くうれしいんだ。彼はサービスが素晴らしい選手でリターンするのが非常に難しいけど、今日は本当にいいプレーができてすべての瞬間が楽しかった」とソネゴは試合後にコメントした。

 フルカチュとの対戦成績を3勝2敗と勝ち越したソネゴは、ランキングの動向をリアルタイムで伝える新しいATPライブランキングで52位に浮上した。

 ソネゴはキャリア5度目のツアー決勝で、第7シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)と対戦する。ブブリクは予選から勝ち上がってきた元世界ランク3位のスタン・ワウリンカ(スイス)が僅か3ゲームで左ハムストリングの負傷により棄権を強いられたため、第1セット2-1となった時点で勝ち上がりを決めた。

 ツアー初優勝を飾った2月のモンペリエ以来となる今季2度目の決勝に臨むブブリクは、ここまでソネゴに対して3戦全敗となっている。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles