サムソノワがジェン・チンウェンに競り勝ち1セットも落とさず優勝、8月以降19戦18勝 [東レPPO]
3年ぶりの開催となる国内最大のWTAツアー公式戦「東レ パン・パシフィック・オープンテニス」(WTA500/東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月19~25日/賞金総額75万7900ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)がジェン・チンウェン(中国)に7-5 7-5で競り勝ちチャンピオンに輝いた。試合時間は2時間6分。
東レPPOに3年ぶりの出場となった23歳のサムソノワは、初参戦だった2019年は予選敗退に終わっていた。サムソノワがWTAツアーでタイトルを獲得したのは、8月のクリーブランド(WTA250/ハードコート)以来でキャリア4度目となる。
この結果でサムソノワは、ジェンとの対戦成績を1勝1敗のタイに追いついた。両者は昨年7月にパレルモ(WTA250/クレーコート)の1回戦で一度顔を合わせており、ジェンが6-3 6-2で勝っていた。8月にワシントンDC(WTA250/ハードコート)とクリーブランドで2大会連続優勝を飾ったサムソノワは、ここ19試合の戦績を18勝1敗とした。
今大会でのサムソノワは1回戦で第8シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)を6-2 6-4で、2回戦でワン・シンユー(中国)を7-6(5) 6-3で、準々決勝で第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を6-4 6-2で、準決勝ではジャン・シューアイ(中国)を7-6(4) 6-2で破って決勝進出を決めていた。
今季を世界ランク126位で始めた19歳のジェンはフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で16強入りするなどして躍進し、キャリアハイの36位で今大会を迎えていた。まだ経験の浅いジェンにとって、これはツアー19大会目で初の決勝だった。
写真◎Getty Images
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