ジョコビッチがサフィウリンを倒し、決勝はチリッチとのトップ2シード対決に [テルアビブ・オープン]

写真はレーバー・カップでのノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「テルアビブ・ウォータージェン・オープン」(ATP250/イスラエル・テルアビブ/9月26日~10月2日/賞金総額101万9855ドル/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がロマン・サフィウリン(ロシア)を6-1 7-6(3)で下して今季3勝目に王手をかけた。

 第1セットはほぼ非の打ちどころのないプレーを見せたジョコビッチがサービスゲームで3ポイントしか落とさず相手を圧倒したが、第2セットでレベルを上げたサフィウリンは4-5からブレークバックに成功して食い下がった。しかしジョコビッチは落ち着きを保ち、もつれ込んだタイブレークを制してストレートで試合を終わらせた。

「特に第2セットは非常にいい競い合いが見られた試合だったと思う。第2セットではかなり感情的になっていたと言わねばならない。緊張感もあったし、彼のプレースタイルがアグレッシブだったということもある。ビッグサーブがあり、時間があるときはフォアもバックも安定していた」とジョコビッチは試合を振り返った。

「彼が第2セットでレベルを上げてくることはわかっていたから、強い姿勢を維持しなければならなかった。実際に彼はレベルを上げてきた。僕はサービング・フォー・ザ・マッチを迎えたけど、いくつかルーズなポイントをプレーしてしまった。でもそこは反撃してきた彼を称えたい。間違いなく楽しい夜だったよ」

 サフィウリンは第2セット終盤で見せた強さをタイブレークで維持できなかったが、ジョコビッチはそれについて「タイブレークでは彼が助けてくれた。彼はいくつかフォアハンドをミスしたからね」と指摘した。

「準決勝ともなれば最後のショットまで挑戦してくる厳しい相手と戦うことを予想するものだ。実際に今日はそうだった。その挑戦を克服できてうれしいよ」

 ジョコビッチは決勝で、コンスタン・レスティエンヌ(フランス)を7-5 6-3で破って勝ち上がった第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦する。

「ストレートで勝てるのは常にいいことだけど、素晴らしい試合だったね。レスティエンヌは驚くべきテニスをプレーした。彼が大会でプレーするのを観たのは初めてだったけど、いいテニスをしていたよ。凄い戦いだった」とチリッチは試合後に相手を称えた。

 チリッチは次戦を見据え、「ノバクとプレーすることは常に素晴らしいチャレンジだ。どの大会であれ彼は常に信じられないようなファイターであり、常にベストを尽くす選手だ。彼と最初にプレーしたのは2008年で、僕たちは14歳の頃から知り合う仲だ。また素晴らしい試合になるだろうね。シーズンの残りに向けて調子を上げていく意味でも、お互いにとっていいことだよ」と話した。

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写真◎Getty Images

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