カサキナがラドゥカヌを倒して8月以来の勝利 [WTAオストラバ]
WTAツアー公式戦の「AGELオープン」(WTA500/チェコ・オストラバ/10月3~9日/賞金総額75万7900ドル/室内ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第5シードのダリア・カサキナ(ロシア)が2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を7-5 6-4で下して8月以来となる勝利をおさめた。
初戦敗退に終わったUSオープン以来の公式戦をプレーしたカサキナは、1時間31分をかけてこの初対決を制した。カサキナがこれ以前に挙げた最後の勝利は、グランビーで今季2つ目のタイトルを獲得した8月27日に遡る。しかしその2日後、彼女はUSオープン1回戦でハリエット・ダート(イギリス)に不覚を取っていた。
出だしには幾分錆びつきが見られ、カサキナは第1セットを取るのに3度ブレークしなければならなかった。彼女は5-4からサービスキープに失敗したが、2度目のサービング・フォー・ザ・セットできっちり締めくくった。
「ここでプレーしている選手のリストを見ればわかる通り、これは非常に厳しい大会だわ。誰と当たっても非常に厳しい相手だから、最初の試合のファーストポイントから本当に集中して準備しなければならない。今日の試合には満足しているし、次の試合も楽しみにしているわ」とカサキナは試合後にコメントした。
カサキナは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていたエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)と対戦する。
シーズン末に今年はアメリカ・テキサス州フォートワースで開催される世界トップ8による「WTAファイナルズ」の出場権を争うレースランキングで7位につけているカサキナは、今大会の頑張り次第で出場の可能性を高めることができる。
「あともう数大会しか残っておらず、皆が勝ちたいと望んでいる。皆が年の終わりに自分のベストを尽くそうと思っているの。私もそうしたいし、何が起きるか見てみましょう」とカサキナは意欲を示したが、出場権を巡るレースのポイントをチェックしているかと聞かれると「以前はしてたけど、凄くエネルギーを消耗すると気付いたから今は気にしないようにしているわ」と答えた。
そのほかの試合では第6シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)、予選勝者のアリシア・パークス(アメリカ)とキャサリン・マクナリー(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。
第8シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)がサスノビッチに2-6 2-6で敗れ、世界ランク144位のパークスは同19位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-0 7-6(3)で倒す番狂わせを演じた。
写真◎Getty Images
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