シフィオンテクが接戦を制して今季のマッチ60勝目をマーク、決勝の相手は地元優勝を目指すクレイチコバ [WTAオストラバ]
WTAツアー公式戦の「AGELオープン」(WTA500/チェコ・オストラバ/10月3~9日/賞金総額75万7900ドル/室内ハードコート)の女子シングルス準決勝で第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)との接戦を7-6(5) 2-6 6-4で制し、2時間38分の試合から勝者として抜け出した。
この勝利はツアー大会とビリー ジーン・キング・カップを含め、シフィオンテクにとって今季のマッチ60勝目に当たる。女子選手が年間60勝に到達したのは、2017年のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以来となる。
シフィオンテクは決勝で、地元優勝を目指すバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と対戦する。クレイチコバはウインブルドン優勝者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)に3-6 7-6(4) 6-4で逆転勝利をおさめ、地元ファンを熱狂させた。
ふたりは昨シーズンに2度顔を合わせていずれもシフィオンテクが勝っているが、5月のローマ3回戦では3-6 7-6(5) 7-5と苦戦を強いられていた。
「決勝が厳しいものになることはわかっているわ。バーボラは今日の対戦相手とはやや違ったテニスをする。だから戦略的にしっかり準備を整えないとね」とシフィオンテクは次戦を見据えた。
「決勝だろうと他のラウンドだろうと、私にとっては大きな違いはない。とにかく全力を尽くすだけよ」
前週のタリンからマッチ8連勝で2週連続となる決勝に臨むクレイチコバは、「この2週間で私が私が成し遂げたのは驚くべきことよ。本当に幸せだし、ここまでのパフォーマンスには満足している。チェコのファンたちの前で決勝を戦うのを楽しみにしているわ」と抱負を述べた。
写真◎Getty Images
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