シフィオンテクがUSオープン優勝から再スタート、トムヤノビッチの途中棄権で初戦を突破 [WTAオストラバ]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「AGELオープン」(WTA500/チェコ・オストラバ/10月3~9日/賞金総額75万7900ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が7-5 2-2とした時点で予選勝者のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)が左膝のケガを理由に棄権したため8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。

 グランドスラム3勝目を挙げたUSオープン以来の試合をプレーしたシフィオンテクは相手に激しく追い上げられながらも何とか第1セットを先取したが、第2セットに入るとトムヤノビッチが膝を押さえて屈むなど体調に問題があることを伺わせる仕草を見せ始めた。

 第1セットでのシフィオンテクは瞬く間に4-1とリードしたが、そこから巻き返したトムヤノビッチが4-4と追いついたあとに2つのブレークポイントを手にするなど一時は形勢を逆転させそうになっていた。

「私たちはトロントで対戦したし、USオープンでもアイラがいいプレーをしているところを観ていたの。彼女は乗っているみたいで、どんどんプレーがよくなっている。今日も素晴らしい試合だったし、こんなことになって残念だわ。早く回復して欲しいと思う」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

「3週間の休みを取ったの。激しい戦いを終えたあとだけに長く感じたわ。リズムを取り戻す必要があるから、簡単じゃなかった。私は1回戦がBYEだったけどアイラは既に何試合かプレーしていたから、追いつかなきゃと感じていた。レベルを上げていかないといけないから、競った試合になってよかったと思っている。次の試合に向けていい準備になったんじゃないかしら」

 シフィオンテクは次のラウンドで、予選勝者のキャサリン・マクナリー(アメリカ)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したカロリーナ・ムチョバ(チェコ)の勝者と対戦する。同日に1回戦を戦ったムチョバは、第7シードのベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-4 6-4で破って勝ち上がった。

 この日は第2シードのパウラ・バドーサ(スペイン)も初戦となる2回戦に臨んだが、ペトラ・クビトバ(チェコ)に6-7(4) 4-6で敗れた。

 そのほかの試合ではウインブルドン優勝者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)がアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)に6-7(5) 6-4 7-5で競り勝ち準々決勝進出を決め、前週のタリンで今季初優勝を飾ったばかりのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)はシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)を6-2 6-2で下して2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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