21歳パークスが初の対トップ10勝利で予選から準々決勝に進出、プリスコバに続きサカーリも倒して快進撃を継続 [WTAオストラバ]
WTAツアー公式戦の「AGELオープン」(WTA500/チェコ・オストラバ/10月3~9日/賞金総額75万7900ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦で予選から勝ち上がってきた21歳のアリシア・パークス(アメリカ)が第4シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)に5-7 7-5 7-5で競り勝ち、キャリア初のツアー8強入りを決めた。
上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、サカーリはこの試合が初戦だった。世界ランク144位のパークスは初戦で元世界1位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を倒してトップ20プレーヤーから初勝利をマークしていたが、今度はそれを上回る世界7位の選手から金星を挙げた。
2試合間44分の試合を通して15本のサービスエースを含む59本のウィナー(アンフォーストエラーは26本)を決めたパークスに対し、サカーリのウィナーは9本に留まった。
「私は何も期待せずにここへ来て、とにかく自分のテニスをしたことでこの試合を勝ち抜いた。先週はクレーコートのパルマでプレーしていたから誰かがサーフェスの切り替えについて心配していたけど、それはあまり影響ないわ。私はインドアハードコートが得意なの」とパークスは試合後にコメントした。
果敢にネットにも出て重要なポイントを掴んだパークスは第2セット4-4からブレークポイントをセーブし、6-5から3度のデュースの末にブレークしてセットオールに追いついた。第3セットではサカーリが似たような状況でブレークを回避して4-4と踏ん張ったが、またしても6-5からのレシーブゲームで力強いプレーを見せたパークスが手にした最初のマッチポイントをフォアハンドのウィナーで仕留めた。
パークスは次のラウンドで、第6シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)が左足のケガを理由に棄権したため不戦勝で勝ち上がったバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と対戦する。
そのほかの試合ではエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)が第5シードのダリア・カサキナ(ロシア)との同胞対決を6-1 7-6(1)で制し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したテレザ・マルティンコバ(チェコ)が7-6(3) 1-0とリードしたところで第3シードのアネット・コンタベイト(エストニア)が腰のケガを理由に棄権したため勝利が決まり、予選勝者のキャサリン・マクナリー(アメリカ)はワイルドカードを得て参戦したカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を6-1 3-6 6-1で退け、ベスト8が出揃った。
準々決勝ではアレクサンドロワがマルティンコバと、マクナリーはジュニア時代にダブルスを組んでフレンチ・オープンでタイトルを獲得したこともある第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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