地元イタリアでツアー2勝目を目指すムゼッティが準決勝へ [フィレンツェ・オープン]

写真は2021年Next Gen ATPファイナルズでのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「Unicreditフィレンツェ・オープン」(ATP250/イタリア・トスカーナ州フィレンツェ/10月10~16日/賞金総額61万2000ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、地元ファンの期待を背負う第3シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)を6-3 6-2で下してベスト4に進出した。

「本当にいいスタートを切った。でも彼は挽回して非常にいいプレーをしてきて、僕はいくつかのブレークポイントをセーブしなければならなかった。それでも勝てたのは、僕が重要なポイントで凄くいいプレーをしたからだと思う。僕は常にサービスをうまく使っていいプレーをしていたから、自信に満ちていた。準決勝を楽しみにしているよ」とムゼッティは試合後にコメントした。

「ここでプレーするのはかなり特別だ。観客の声が聞こえる。本当に大きな声で応援してくれ、凄くイタリア風だね。僕は観客が与えてくれるすべてのエネルギーを自分の力にしてプレーしている」

 既にシーズン末の男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」の出場権を確保している20歳のムゼッティは次のラウンドで、第8シードのブランドン・ナカシマ(アメリカ)を6-3 6-4で破って勝ち上がった第1シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。

 7月にクレーコートのハンブルクでツアー初優勝を飾ったムゼッティは、このインドアハードコート大会でキャリア2つ目のタイトルを目指している。

 もうひとつの準決勝は、J.J.ウルフ(アメリカ)とミカエル・イーメル(スウェーデン)の顔合わせとなった。ウルフが第7シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を3-6 7-5 6-1で倒す番狂わせに成功し、予選勝者のイーメルはロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)を6-4 6-2で退けた。

 ツアーレベルで初の4強入りを決めた23歳のウルフは、「彼(ブブリク)とプレーするのは非常に難しい。彼は恐らくツアーでも五指に入る豊かな才能に恵まれた選手だから、常に警戒していなければならない。何度か冷静さを失ってしまったけど、彼に対してはチャンスを掴んでも半分くらいしか望みがないくらいに考えないといけない。彼はいつでもエースを奪うことができるし、常にウィナーを決めることができる。だから僕は可能な限り冷静さを保つようにしていたんだ」と試合を振り返った。

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写真◎Getty Images

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