アザレンカがガウフを倒して今季初の4強入り、クデルメトワとの直接対決を制したサカーリはWTAファイナルズ出場権ラスト1枠をゲット [グアダラハラ・オープン]
WTAツアー公式戦の「グアダラハラ・オープン・アクロン」(WTA1000/メキシコ・ハリスコ州グアダラハラ/10月17~23日/賞金総額252万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、元世界ナンバーワンのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第5シードのコリ・ガウフ(アメリカ)を7-6(2) 4-6 6-3で倒して今季初のベスト4進出を決めた。
15歳近く年下の相手を3時間近い熱戦の末に倒したアザレンカは試合後、「試合中に『ココの年齢は私のキャリアとほとんど同じだ』と考えていたの。かなり興味深いことだわ。彼女は素晴らしいアスリートよ。どこまでいけるか楽しみで仕方ない」と初対決だった18歳のガウフについて話した。
「最初のボールが肝心だった。頭を使ってサービスを打ち、リターンでプレッシャーをかけようとしたの。彼女はサービスが本当によかったから、チャンスがきたときにうまく対応しようと考えていた。何度もチャンスを逃していたけど落ち込まず、安定したプレーを続けて次のチャンスを待っていたわ」
キャリア73回目の対トップ10勝利を挙げたアザレンカは次のラウンドで、スローン・スティーブンス(アメリカ)を6-2 6-2で破って勝ち上がった第3シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。
もうひとつの準決勝は、マリア・サカーリ(ギリシャ)とマリー・ブーズコバ(チェコ)の顔合わせとなった。第4シードのサカーリが第8シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)に6-1 5-7 6-4で競り勝ち、ブーズコバは第1セット5-2とリードした時点でアンナ・カリンスカヤ(ロシア)が爪先のケガを理由に棄権したため勝利が決まった。
今年はアメリカ・テキサス州フォートワースで開催される世界トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」出場権獲得を目指していたサカーリはクデルメトワとの直接対決を制し、最後の一席をもぎ取った。
写真◎Getty Images
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