ルーネがロラン・ギャロスに続いてチチパスを倒してツアー2勝目「スーパーハッピー」 [ストックホルム・オープン]

写真は2021年Next Gen ATPファイナルズでのホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ストックホルム・オープン」(ATP250/スウェーデン・ストックホルム/10月17~23日/賞金総額72万5540ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4 6-4で下してツアー2勝目を挙げた。

 思いきりよくストロークを打ち込んだ19歳のルーネは試合を通して20本のウィナーを決め、直面した唯一のブレークポイントをセーブしてトップ5プレーヤーに対する3度目の勝利をおさめた。ふたりは5月のフレンチ・オープン4回戦で一度対戦し、ルーネが4セットで勝っていた。

「僕にとっては信じられないような試合だった。難しい試合になることはわかっていたけど、僕は自分のゲームプランに忠実に戦うことにした。今日は自分のベストテニスをしなければならなかった。このレベルのプレーができてよかったよ。スーパーハッピーだ」とルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。

 最後までアグレッシブな姿勢を貫いたルーネはボールを早いタイミングでとらえて相手のバックハンド側にボールを集め、長いクロスのラリーで打ち勝った。またネットプレーでも素晴らしいタッチを披露し、前に出て効果的にポイントを獲得した。

「完璧に近かった。多くのリターンを返し、サービスを打ったあとにかなりいいプレーができた。ステファノスは素晴らしい選手で、常に手強い相手だ。とても楽しい試合だったよ」とルーネは試合を振り返った。

 ルーネは5月にミュンヘンでATPツアー初優勝を果たす過程で当時世界ランク3位だったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒し、そのときから大物の片鱗を覗かせていた。この勝利で彼は世界ナンバーワンのカルロス・アルカラス(スペイン)に続き、今季のツアー大会で複数のタイトルを獲得した2人目のティーンエイジャーとなった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのマルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)が第3シードのロイド・グラスプール(イギリス)/ハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)を6-3 6-3で退けコンビ4勝目を挙げた。

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写真◎Getty Images

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