19歳ルーネがオジェ アリアシムの連勝を終わらせマスターズ初制覇に王手 [パリ・マスターズ]

写真はホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月31日~11月6日/賞金総額600万8725ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、このところ破竹の勢いを見せている19歳のホルガ・ルーネ(デンマーク)が第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4 6-2で下してATPマスターズ1000大会初制覇に王手をかけた。

 好調同士の対決となったが、出だしから試合をコントロールしたのはルーネのほうだった。ルーネは手にした8度のブレークポイントのうち3つをものにし、マッチ16連勝中だったオジェ アリアシムに88分でストレート勝ちをおさめた。

「今日は本当に素晴らしい試合だった。僕は試合を通してゲームプランを遂行し、手にしたすべてのチャンスを利用した。フェリックスにプレッシャーをかけることがゲームプランだったんだ。僕はそれをほぼ完璧にやってのけた。すべてに対処できた自分を本当に誇りに思うよ」とルーネは試合後にコメントした。

 前週のバーゼル決勝ではオジェ アリアシムが6-3 7-5で勝っていたが、この日は激しさや質の高さでもルーネのほうが上回っていた。

「この大会で僕のバックハンドがいいという統計を見た。だから僕は、特に素晴らしいフォアハンドとサービスを持つフェリックスに対してそれを少し利用しようとしたんだ」とルーネは明かした。

「バックサイドでプレーするのはいい。プレッシャーをかけて彼を振り回すということが非常にうまく機能した。僕のグラウンドストロークとリターンは、前回よりずっとよかったと実感している」

 ルーネは決勝で、第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-2 3-6 7-6(4)で破って勝ち上がった第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。ルーネがジョコビッチの連覇を阻んで優勝すれば、初のトップ10入りを果たすことができる。

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写真◎Getty Images

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