オジェ アリアシムが「記憶に残る試合」を制して3回戦へ、ATPファイナルズ初出場も決定 [パリ・マスターズ]

写真はスイス室内でのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/10月31日~11月6日/賞金総額600万8725ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が3時間30分に渡る死闘の末に予選勝者のミカエル・イーメル(スウェーデン)を6-7(6) 6-4 7-6(6)で倒し、同大会で初のベスト16進出を決めた。

 上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、オジェ アリアシムはこの試合が初戦だった。第1セットをタイブレークの末に落としたオジェ アリアシムは第2セットも1-4とリードされてから巻き返して7ゲームを連取して第3セット2-0としたが、第4ゲームでブレークバックを許すと試合はふたたび混戦に突入した。

「第2セット1-4からのブレークポイントをセーブしたあと、僕は何とか息を吹き返すことができた。サービスの調子も上がってどんどんいいプレーができるようになったんだ」とオジェ アリアシムは試合後にコメントした。

「かなり壮観な試合だった。3時間半をコートで過ごし、質の高いラリーを交わし合った。どの時間帯も走り回されていたしね。間違いなく記憶に残る勝利だよ」

 この逆転勝利から数時間後、イタリア・トリノで開催される世界トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」出場の可能性を僅かに残していたテイラー・フリッツ(アメリカ)とホベルト・フルカチュ(ポーランド)が相次いで敗れたため、オジェ アリアシムとアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が最後の2枠を確保した。

 第9シードのフリッツがワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した37歳のジル・シモン(フランス)に5-7 7-5 4-6で競り負け、第10シードのフルカチュはホルガ・ルーネ(デンマーク)に5-7 1-6で敗れた。

 3回戦ではオジェ アリアシムが今大会を最後に引退する意向を表明しているシモンと、ルブレフはルーネと対戦する。

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写真◎Getty Images

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