地元の星ムゼッティが快調なスタート「ここの観客は本当に素晴らしい」 [Next Gen ATPファイナルズ]

写真は快調なスタートを切ったロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)(Getty Images)


 男子21歳以下のトップ8対決「インテーザ・サンパオロNext Gen ATPファイナルズ」(ネクストジェンATPファイナルズ/イタリア・ミラノ/11月8~12日/賞金総額140万ドル/室内ハードコート)の第5回大会が開幕し、初日はグリーン・グループとレッド・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦が行われた。

 レッド・グループでは第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が第6シードのツェン・チュンシン(台湾)を4-2 4-2 4-2で退け、快調なスタートを切った。ムゼッティは試合を通して17本のウィナーを決め、相手のサービスゲームを4度破った。

 同大会に2年連続出場となる20歳のムゼッティは試合を通して自分に振り注がれた母国ファンの熱烈な応援を喜び、「本当によかった。昨年にここでプレーしたときのことを思い出すよ。ここの観客は本当に素晴らしい。彼らのおかげで余計に力が出る感じがする」と試合後に話した。

「僕はかなり自信を持って戦っているし、勝ててうれしいよ。ポイント間の時間がいつもより短いから急ぎがちになってしまうけど、ちゃんと時間を見て焦らず辛抱強くプレーする必要があるね」

 コーチは『TennisViz(テニスの分析ソフト)』を用いてデータと分析を見ることができ、ムゼッティは試合中にコーチのシモーネ・タルタリン氏と定期的に言葉を交わした。

 今シーズンのムゼッティは7月にハンブルクでツアー初タイトルを獲得し、10月にはナポリで2勝目を挙げるなどして世界ランク自己最高の23位で今大会を迎えている。

 敗れはしたが今季にトップ100デビューした21歳のツェンは、初代チャンピオンのチョン・ヒョン(韓国)に続き同大会に出場した2人目のアジア人プレーヤーとなった。彼はこの試合でネット際での優れたタッチを披露したが、進境著しいムゼッティを脅かすには至らなかった。

 同グループのもうひとつの試合では、第7シードのドミニク・ストリッカー(スイス)が第3シードのジャック・ドレイパー(イギリス)を4-3(5) 4-3(5) 4-3(5)で退けた。

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写真◎Getty Images

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