女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナルズ」（イギリス・グラスゴー／11月8～13日／室内ハードコート）の大会4日目は、グループA＆グループDのラウンドロビン（総当たり戦）第3戦が行われた。

　グループAは第1シードのスイスがカナダを2勝1敗で、グループDは第4シードのチェコがアメリカを2勝1敗で下し、それぞれ2連勝を飾って決勝トーナメント進出を決めた。勝ち上がった両国は、準決勝で対戦する。

　もうひとつの準決勝では、前日にグループ首位を決めていた第2シードのオーストラリア（グループB）と開催国イギリス（グループC）が顔を合わせる。

　ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップと同様に国際テニス連盟（ITF）が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

　チェコ・プラハで開催された昨年の大会では決勝でロシア（ロシアテニス連盟：RTF）がスイスを2勝0敗で下して13年ぶり5度目の栄冠に輝いたが、ロシアがウクライナに侵攻したことによる制裁措置で今年は出場を取り消されている。

※[　]数字はシード順位

大会4日目◎試合結果｜ラウンドロビン

グループA

スイス[1]（2勝0敗）2-1 カナダ（1勝1敗）

S2 ○ビクトリヤ・ゴルビッチ 2-6 6-3 6-4 ●ビアンカ・アンドレスク
S1 ○ベリンダ・ベンチッチ 6-0 7-5 ●レイラ・フェルナンデス
D　●ジル・タイヒマン／シモナ・ウォルタート 2-6 1-6 ○ガブリエラ・ダブロウスキー／レイラ・フェルナンデス

グループA｜最終順位

1位 スイス：2勝0敗（マッチ5-1）
2位 カナダ：1勝1敗（マッチ4-2）
3位 イタリア：0勝2敗（マッチ0-6）

グループD

チェコ[4]（2勝0敗）2-1 アメリカ（1勝1敗）

S2 ○マルケタ・ボンドルソバ 6-3 6-3 ●ダニエル・コリンズ
S1 ○カテリーナ・シニアコバ 7-6(1) 6-1 ●コリ・ガウフ
D　●カロリーナ・ムチョバ／カロリーナ・プリスコバ 3-6 3-6 ○マディソン・キーズ／テイラー・タウンゼント

グループD｜最終順位

1位 チェコ：2勝0敗（マッチ4-2）
2位 アメリカ：1勝1敗（マッチ3-3）
3位 ポーランド：0勝2敗（マッチ2-4）