青山修子/柴原瑛菜が代表戦7連勝、3勝1敗でウクライナの勝利が決定 [ビリー ジーン・キング・カップ日本対ウクライナ]

写真はダブルスで一矢報いた青山修子(右)/柴原瑛菜(近藤乳業/橋本総業ホールディングス)(撮影◎BBM)


 女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ」プレーオフ「日本対ウクライナ」(11月11、12日/東京都江東区・有明コロシアム/室内ハードコート)のダブルスで、日本の青山修子(近藤乳業:複23位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複22位)がウクライナのリューメラ・キッチュノック(複9位)/マカタリナ・ザワツカ(複415位)を6-3 6-3で下して一矢を報いた。試合時間は1時間13分。

 青山と柴原のコンビはこれが7度目の代表戦だったが、戦績を7勝0敗とした。

 初日のシングルスを2連敗を終えた日本は第3試合のエース対決で内島萌夏(フリー:単105位)がマルタ・コスチュク(単70位)に0-6 3-6で敗れ、ウクライナが来季の予選ラウンド出場権を確保していた。

 第4試合に予定されていた土居美咲(ミキハウス:単180位)とザワツカ(単339位)の対戦は、勝敗が決まっていたため打ち切りとなっていた。

 2018年以来となるアジア・オセアニア地区グループⅠ(4月12~16日/トルコ・アンタルヤ/クレーコート)に臨んだ日本は、5戦全勝で優勝を飾ってプレーオフ進出を決めていた。

 ウクライナはファイナルズ予選(4月15、16日/アメリカ・アッシュビル/室内ハードコート)でアメリカに2勝3敗で敗れ、ファイナルズ進出を逃していた。

 両国は昨年のプレーオフ(4月16、17日/ウクライナ・オデッサ州チョルノモルスク/クレーコート)で一度対戦し、ウクライナが4勝0敗で勝っていた。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様にITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦で、2020年に採用された新フォーマットでは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行ったあと各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合は原則としてベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 16ヵ国がホーム&アウェー方式で争うプレーオフはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した8ヵ国が翌年の予選ラウンド出場権を獲得し、敗れた8ヵ国はグループⅠに回る。

 日本代表を率いる土橋登志久監督は今シーズン限りで辞任する意向を表明しており、これが最後の指揮となった。

※文中の世界ランクは11月7日付

ビリー ジーン・キング・カップ プレーオフ|日本 1-3 ウクライナ

第1日|11月11日(金)

第1試合 ●土居美咲(ミキハウス:単180位)6-7(1) 4-6 ○マルタ・コスチュク(単70位)

第2試合 ●内島萌夏(フリー:単105位)6-7(3) 2-6 ○カタリナ・ザワツカ(単339位)

第2日|11月12日(土)

第3試合 ●内島萌夏(フリー:単105位)0-6 3-6 ○マルタ・コスチュク(単70位)

第4試合 土居美咲(ミキハウス:単180位)打切 カタリナ・ザワツカ(単339位)

第5試合 ○青山修子(近藤乳業:複23位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス:複22位)6-3 6-3 ●リューメラ・キッチュノック(複9位)/マカタリナ・ザワツカ(複415位)

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写真◎BBM

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