ジョコビッチがルードを退け最多記録を持つフェデラーに並ぶ6度目の優勝 [Nitto ATPファイナルズ]

写真は7年ぶり6度目の優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月13~20日/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-5 6-3で下して7年ぶりにチャンピオンの座に返り咲いた。試合時間は1時間32分。

 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビン(総当たり戦)を行い、上位2名ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われた。

 グリーン・グループを3勝0敗の首位で通過したジョコビッチは、準決勝で第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(5) 7-6(6)で破って4年ぶり8度目の決勝進出を決めていた。

 この結果でジョコビッチは、ルードとの対戦成績を4勝0敗とした。同大会では昨年のラウンドロビンで対戦し、ジョコビッチが7-6(4) 6-2で勝っていた。

 今大会に5年連続15回目の出場となった35歳のジョコビッチは、最多記録を持つロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ6度目(2008年、12~15年、22年)の栄冠に輝いた。昨年はラウンドロビン3連勝で決勝トーナメントに進出したが、準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に6-7(4) 6-4 3-6で敗れていた。

 初出場だった昨年に続いて決勝トーナメントに進出した23歳のルードは初めて決勝の舞台に辿り着いたが、キャリア最大のタイトルにあと一歩届かなかった。今シーズンのルードはクレーコートでツアー3勝を挙げ、グランドスラム大会ではフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)とUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で準優勝を飾った。

 先に行われた男子ダブルス決勝は、第2シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)が第4シードのニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)を7-6(4) 6-4で倒して初優勝を果たした。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会最終日◎試合結果|11月19日

決勝トーナメント

男子シングルス決勝

○3ノバク・ジョコビッチ(セルビア)[7] 7-5 6-3 ●1キャスパー・ルード(ノルウェー)[3]

男子ダブルス決勝

○3ラジーブ・ラム/ジョー・ソールズベリー(アメリカ/イギリス)[2] 7-6(4) 6-4 ●1ニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(クロアチア)[4]

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写真◎Getty Images

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