クライノビッチとジョコビッチの勝利でセルビアがグループ首位通過 [デビスカップ・ファイナルズ]

 イギリス対カザフスタンはシングルスで星を分け合ったあと、勝負のかかったダブルスでジェイミー・マレー/ニール・スクプスキー(イギリス)がアレクサンダー・ブブリク/ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を6-1 6-4で退けた。

「我々にとって、またもよい日となった」とスクプスキーはコメントした。「僕は今日、ジェイミーとともに勝利をつかめたことを非常に誇りに思う」。

 グループEの対戦で、カイル・エドマンド(イギリス)がククシュキンを6-3 6-3で倒したが、第2シングルスではブブリクがダニエル・エバンズ(イギリス)に5-7 6-4 6-1で逆転勝利をもぎ取っていた。

 イギリスはこの日、水曜日に厳しい3セットの末にタロン・グリークスプア(オランダ)に挽回勝ちしていたマレーを休ませることを決めていた。

イギリスの勝利を決めたニール・スクプスキー(背中)を祝福するアンディ・マレー(中央)

 一方でドイツは、ダブルスでの勝利のおかげでチリを2勝1敗で倒してグループCの勝者となった。勝負のかかったダブルスでは、ケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ドイツ)がマルセロ トーマス・バリオス ベラ/アレハンドロ・タビロ(チリ)を7-6(3) 6-3で振りきった。

 シングルスでは、フィリップ・コールシュライバー(ドイツ)がニコラス・ジャリー(チリ)を6-4 6-3で下してドイツが先勝したが、クリスチャン・ガリン(チリ)がヤン レナード・ストルフ(ドイツ)との大接戦を6-7(3) 7-6(7) 7-6(8)で制して1勝1敗に持ち込んでいた。

「我々は、準々決勝で彼ら(ドイツ)と対戦することを楽しみにしている」とジェイミーは次戦について語った。「非常に力が拮抗した対戦となると思うし、ふたたびコートに出て競い合うチャンスを手に入れたことにすごく興奮しているよ」。

 改革されたデビスカップでは従来の一年を通して4つの週末に1国対1国の対戦を重ねていく方式ではなく、18チームが同じ会場で同じ週に集結し、グループラウンドから決勝トーナメントまでを行うワールドカップ・スタイルでプレーされている。

(APライター◎タレス・アッゾーニ/構成◎テニスマガジン)

※トップ写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
MADRID, SPAIN - NOVEMBER 21: Novak Djokovic of Serbia plays a forehand during his match against Benoit Paire of France during Day 4 of the 2019 David Cup at La Caja Magica on November 21, 2019 in Madrid, Spain. (Photo by Alex Pantling/Getty Images)

※写真はすべてGetty Images

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