世界1位のまま引退したバーティが2019年に続いてオーストラリアのスポーツ最高の栄誉に輝く、複数回受賞は史上3人目
オーストラリアのスポーツで最高の栄誉とされるドン・アワードの受賞者が発表され、女子テニス元世界ランク1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が2019年に続いて選ばれた。
同賞は伝説的なクリケット選手で初めてオーストラリアのスポーツ殿堂入りしたドナルド・ブラッドマン氏にちなんで名付けられ、パフォーマンスと模範となる行動で同年にもっとも人々に影響を与えたアスリートまたはチームに贈られる。この賞を複数回獲得したのは、ともに陸上競技のオリンピック金メダリストであるスティーブン・フッカー(2008年、09年)とサリー・ピアソン(2012年、14年)に次ぎ3人目となる。
今シーズンのバーティは1月にアデレード(WTA500/ハードコート)とオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の2大会に出場して連続優勝を飾ったが、3月に世界1位のまま25歳で唐突に現役引退を発表してテニス界を驚かせた。
グランドスラム大会のシングルスで3度優勝(2019年全仏、2021年ウインブルドン、2022年全豪)した26歳のバーティは、114週連続を含む合計121週間を世界1位で過ごした。2019年にWTAファイナルズを制したしたバーティはキャリアを通してツアー大会でシングルス15勝とダブルス12勝を挙げ、女子ダブルスでもグランドスラム大会で6度決勝に進出してココ・バンダウェイ(アメリカ)とのペアで臨んだ2018年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でチャンピオンに輝いた。
写真◎Getty Images
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