圧倒的なシーズンを謳歌したシフィオンテクがWTA最優秀選手賞に選出
女子テニス協会(WTA)が2022年シーズンのWTAプレーヤーアワードの受賞者を発表し、21歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が最優秀選手賞に選ばれた。
アシュリー・バーティ(オーストラリア)が世界ナンバーワンのまま唐突に現役引退を発表したあとを引き継ぎ4月に世界ランク1位の座に就いたシフィオンテクは、2月末のドーハ(WTA1000/ハードコート)から6月のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)まで6大会連続優勝を飾って2000年以降の女子ツアーで単独トップとなるマッチ37連勝を記録するなど圧倒的なシーズンを過ごし、USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)でキャリア3度目のグランドスラム制覇を果たすなど8勝をマークした。
最優秀ダブルスチーム賞は今季のグランドスラム3冠(全豪、ウインブルドン、全米)に輝いたバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)が2年連続で選出され、83位から15位までランキングを上げたベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)はもっとも上達した選手賞を受け取った。
また同じく126位から最高25位まで急成長を遂げた20歳のジェン・チンウェン(中国)が最優秀新人賞、第二子出産を経て4月にボゴタ(WTA250/クレーコート)でツアー2勝目を挙げた35歳のタチアナ・マリア(ドイツ)はカムバック選手賞を受賞した。
選手による投票で選ばれる部門ではオンス・ジャバー(チュニジア)が「カレン・クランツケ・スポーツマンシップ賞」に、ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)がツアーでプレーする仲間のためにもっとも多くのことをした選手に授与される「ピーチー・ケルマイヤー・プレーヤーサービス賞」に、マリア・サカーリ(ギリシャ)はコート外のプロモーションに貢献した選手に贈られる「ジェリー・ダイアモンド・エース賞」に選ばれた。
それ以外にもWTAコーチプログラムのメンバーによる投票で決められるWTA最優秀コーチ賞も発表され、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)を世界3位に導いたデビッド・ウィット(アメリカ)が受賞した。
写真◎Getty Images
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