ATPとITFが若いテニス選手のキャリアを後押しする「アクセラレーター・プログラム」を2023年から開始すると発表
男子プロテニス協会(ATP)と国際テニス連盟(ITF)が月曜日に公式サイトを更新し、意欲的な若いテニス選手のキャリアを後押しする「アクセラレーター・プログラム」を2023年から開始すると発表した。
このプログラムはATPチャレンジャー大会レベルのプレー機会を世界のトップジュニアプレーヤーに提供し、プロテニスへの移行を推進させることを目指すものとなっている。
これにより年末のITFジュニア世界ランクで上位20位以内につけた各選手には翌シーズンのチャレンジャー大会で最大8度(トップ10が本戦、11~20位は予選)の出場機会が与えられ、ITFワールドテニスツアー(M15、M25)でも2大会の出場権を得ることができる。さらに年末ランキングで21~30位までの選手には、ITFワールドテニスツアー(M15、M25)で8大会に出場する権利を付与される。
またジュニアグランドスラムの優勝者と準優勝者も同プログラムの対象となり、優勝者がトップ10と同じで準優勝者は21~30位までの選手と同じ恩恵を受けることができる。
ITFによると女子ジュニア選手にも年末ランキング上位20位以内に入ればITFワールドテニスツアー(W15~W100)5大会でプレーする機会が与えられ、対象となる大会にはITFが2023年から導入するW40のカテゴリーも含まれている。
2023年に対象となるジュニア選手は12月12日付の年末ランキングに基づいており、日本人選手では5位の齋藤咲良(MAT Tennis Academy)と12位の石井さやか(HSS)が該当する。
写真◎Getty Images
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