ベレッティーニがルードを倒してブリスベン会場のシティファイナルへ [ユナイテッドカップ]

写真はノルウェー戦で母国の勝利を決める3勝目を挙げたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 2023年シーズンの開幕を飾る男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」(UNITED CUP、WTA500/オーストラリア・ブリスベン、パース、シドニー/12月29日~1月8日/賞金総額1500万ドル/室内ハードコート)は大会6日目を迎え、デイセッションでは3つの会場で3グループ(グループA、C、E)の残り各3試合(男女シングルス&ミックスダブルス)が行われた。

 パース会場で行われたグループAは第1シードのギリシャがベルギーを4勝1敗で、シドニー会場で行われたグループCは第3シードのアメリカがドイツを5勝0敗で、ブリスベン会場で行われたグループEでは第5シードのイタリアがノルウェーを5勝0敗で下し、それぞれ2連勝を飾ってグループ首位を確定させた。

 グループEではこの日最初の試合だった男子のエース対決で世界ランク16位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が同3位のキャスパー・ルード(ノルウェー)6-4 6-4で倒し、前日に2勝していたイタリアの勝利が決まった。

「ゴールはできるだけ長く勝ち続けることだ。チームメイトと力を合わせてプレーするのは本当に素晴らしい体験だよ。僕らはかなり若い頃からお互いを知り合っているんだ。そんな僕たちが一緒に国を代表しているのは本当に凄いことで、非常に栄誉なことだ」とベレッティーニは試合後にコメントした。

「この間は夕食の時間に僕たちが12歳くらいの頃に戦っていたことについて話していたんだ。凄くいい雰囲気で、本当に幸せだったよ。確かに女子と一緒にプレーするのは初めてだし特別なことではあるけど、いつもと違ってストレスを感じているかもしれないね(笑)。でもそれがまた凄く楽しいんだ」

 両者は昨シーズンにグスタード決勝とUSオープン準々決勝で対戦していずれもルードが勝っていたが、この試合ではベレッティーニが強力なフォアハンドを駆使したアグレッシブなプレーで雪辱した。

「キャスパーは物凄く安定感のある選手で、この1年で大きな成長を遂げた。だから自分が最高のサービスを打つ必要があることはわかっていたよ」とベレッティーニは話した。

「僕たちはお互いのことをよく知っており、相手が何をしようとしているかが大体わかるからどんなサービスを打つべきかはわかっていた。わかっていることと実際にやることは違うけど、今日はうまくできてよかったよ」

 決着がついたあともルチア・ブロンゼッティ(イタリア)がウルリカ・エイケリ(ノルウェー)を6-2 7-5で退け、最後のミックスダブルスもカミラ・ロザテロ/ロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)がエイケリ/ビクトル・ドゥラソビッチ(ノルウェー)を7-6(6) 6-2で下してイタリアが5戦全勝で圧勝した。

 同大会は18ヵ国の男女混成チームが3チームによる6グループに分かれグループステージ(総当たり戦)を戦い、同じ会場の勝者同士がプレーオフ(シティファイナル)で対決して都市ごとの代表を決め、敗れた中でもっとも成績のいい1チームを加えた4ヵ国が決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。

 チームは男女各4名までで構成され、グループステージの対戦は2日間に渡って男子シングルス2試合+女子シングルス2試合+ミックスダブルス1試合で行われる。

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写真◎Getty Images

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