カサキナとベンチッチがともに不戦勝で決勝進出、ダブルスはステファニー/タウンゼントが優勝 [アデレード国際2]
WTAツアー公式戦の「アデレード国際2」(WTA500/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月9~14日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝は、ダリア・カサキナ(ロシア)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)の顔合わせとなった。
金曜日に行われる予定だった準決勝では第5シードのカサキナが第9シードのパウラ・バドーサ(スペイン)と、第8シードのベンチッチは第6シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)と対戦する予定だったが、バドーサが右太腿、クデルメトワは左腰のケガを理由にそれぞれ試合前に棄権を決めた。
ともに1997年生まれで25歳のカサキナとベンチッチはジュニア時代からライバル関係にあり、プロになってからの対戦成績は3勝2敗でカサキナがリードしている。
「試合を楽しみにしていたから、棄権しなければならなくなって本当にがっかりしているわ。ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)に対する昨日の試合ではフィジカル的に非常にタフだったから、外転筋を少し痛めたの。少し伸ばしてしまった感じかしら」と昨年のシドニー以来となる1年ぶりのタイトルを目指していたバドーサは記者会見で説明した。
「今日になって少し悪化していたから、オーストラリアン・オープンも控えているし何とか回復できるように願っているわ」
同日の女子はダブルスの決勝が行われ、ルイーザ・ステファニー(ブラジル)/テイラー・タウンゼント(アメリカ)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)/エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)とのノーシード対決を7-5 7-6(3)で制して優勝を飾った。

左から女子ダブルス優勝のテイラー・タウンゼント(アメリカ)、ルイーザ・ステファニー(ブラジル)、準優勝のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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