フルカチュとの死闘を制したコルダがグランドスラム大会で初のベスト8進出「僕はミスから学んで進歩していくことに長けている」 [オーストラリアン・オープン]

写真は第5セット10ポイントタイブレークの末に初のグランドスラム8強入りを決めたセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス4回戦で第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)が第10シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)に3-6 6-3 6-2 1-6 7-6(10-7)で競り勝ち、グランドスラム大会で初のベスト8進出を果たした。

 まだ粗削りではあるが誰をも倒し得るビッグなプレースタイルを擁するコルダは、前哨戦のアデレード決勝で最終的に敗れたもののノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対してマッチポイントを握り、今大会では前ラウンドで2021年と22年に決勝まで勝ち進んでいた第7シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)をストレートで下していた。

 死闘から勝者とした抜け出したあと、「素晴らしいよ。過酷な戦いだった。大きなリードを奪ったと思ったらそれを失い、それから何とか抜け出すことができた。簡単ではなかったけど、終わり方にはとても満足しているよ」とコルダは喜びを吐露した。

「僕は自分のミスから学び、このような試合でそれを生かして前に進むことは本当に得意なんだと思う。ラファエル・ナダル(スペイン)に対して(ぎりぎりで敗れた)厳しい試合を経験し、ジョコビッチにはマッチポイントを握りながら敗れた。これらの経験は、特にタイブレークで締めくくることができたメドベージェフに対する3回戦で本当に大きな役立ったし、今日も同じだった」

 コルダは次のラウンドで、第31シードの西岡良仁(ミキハウス)を6-0 6-0 7-6(4)で破って勝ち上がった第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。この勝利でハチャノフは、四大大会すべてでベスト8以上に進出した50人目の男子プレーヤーとなった。

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写真◎Getty Images

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