サバレンカが“4度目の正直”でグランドスラム準決勝を突破「決勝を本当に楽しみにしている」 [オーストラリアン・オープン]

写真はキャリア4度目のグランドスラム準決勝を初めて突破しグランドスラム初優勝に王手をかけたアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第5シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が世界ランク45位のマグダ・リネッテ(ポーランド)を7-6(1) 6-2で振りきりグランドスラム初優勝に王手をかけた。

 これに先立つ3度のグランドスラム準決勝で敗れていたサバレンカは、今回ついにその悪い流れを断ち切った。彼女は2021年ウインブルドンでカロリーナ・プリスコバ(チェコ)に、同年USオープンでレイラ・フェルナンデス(カナダ)に、そして昨年のUSオープンではイガ・シフィオンテク(ポーランド)に行く手を阻まれていた。

「勝つことができて本当に幸せよ。彼女は素晴らしいプレーをしたわ。あまりいいスタートを切れなかったけど、タイブレークで自分のリズムを見つけ出したの。そこから自信を持ち始め、より思いきって攻撃していくことができた。確かにタイブレークでのプレーは非常によかったと思う」と試合後のオンコートインタビューで語った。

 2023年シーズン開幕戦のひとつとなるアデレードでツアー11勝目を挙げたサバレンカは今季にプレーした20セットを連続で取っており、連勝を「10」に伸ばした。また彼女は決勝に進出したことで、大会後に更新される世界ランクで自己最高の2位に返り咲くことを確定させた。

 サバレンカは決勝で、第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第22シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ランキング的には下位ながら大舞台の経験ではウインブルドン優勝者である相手のほうが上回っているが、サバレンカはルバキナとの対戦成績では3勝0敗とリードしている

「彼女(ルバキナ)は驚くべきプレーヤーよ。非常にアグレッシブで、既にグランドスラム大会で優勝しているから決勝を戦うということを経験している。素晴らしいバトルになるでしょうね。私はこの決勝を本当に楽しみにしているわ」とサバレンカは決勝を見据えた。

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写真◎Getty Images

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