サバレンカが18歳ノスコバの挑戦を退けツアー11勝目「今の私は以前とは違うプレーヤーになったと思う」 [アデレード国際1]
2023年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「アデレード国際1」(WTA500/オーストラリア・南オーストラリア州アデレード/1月1~8日/賞金総額82万6837ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が予選から勝ち上がった18歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)を6-3 7-6(4)で退けチャンピオンに輝いた。
24歳のサバレンカがWTAツアーの同種目でタイトルを獲得したのは、2021年5月のマドリッド以来でキャリア11回目となる。
「今の私は以前とは違うプレーヤーになったと思う。私は恐らくほんの少し賢くなり、コートの上でより落ち着きを保てるようになった。ほんの少しずつだけど、すべてが変わったの」とサバレンカは優勝できなかった空白期間における変化について話した。
昨シーズンのサバレンカは3度決勝に進出したが、そのすべてで敗れていた。それでも彼女は世界トップ8によるエリート大会「WTAファイナルズ」の出場権を獲得し、決勝でカロリーヌ・ガルシア(フランス)に敗れたものの準優勝で1年を終えていた。
敗れはしたが決勝までの過程で2人のトップ10プレーヤーを含む強豪をなぎ倒してきたノスコバは、WTA500クラスでは18歳と43日で成し遂げた2008年のカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)以降でもっとも若いファイナリストとなった。
キャリア初のツアー決勝だったにもかかわらず非常に冷静なプレーを見せたノスコバは、第2セット5-4からのレシーブゲームでアグレッシブな姿勢を貫いてセット奪取まであと一歩のところまで迫った。
試合を通して12本のサービスエースを決めたサバレンカはファーストサーブからのポイントを93%獲得し、直面した3つのブレークポイントをすべてセーブして勝利をもぎ取った。
「今日は特に、多くの場面でサービスに助けられたわ。自分のサービスゲームで相手にあまりチャンスを与えなかったし、レシーブゲームで相手にプレッシャーをかけることができたのが今日の勝因だったと思う」とサバレンカは試合を振り返った。
写真◎Getty Images
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