チチパスがハチャノフを退けグランドスラム初優勝と世界ナンバーワンに『マジック1』 [オーストラリアン・オープン]

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を7-6(2) 6-4 6-7(6) 6-3で振りきり、ふたたびグランドスラム初優勝に王手をかけた。

 2セットを連取したチチパスは第3セット5-4からのサービング・フォー・ザ・マッチでブレークバックを許すともつれ込んだタイブレークで2つのマッチポイントを凌がれ1セットを取られたが、第4セット第2ゲームでブレークしたリードを守りきって3時間21分で試合を締めくくった。

 グランドスラム大会でチチパスがこのラウンドを突破したのは、準優勝を飾った2021年フレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来でキャリア2度目となる。同ラウンドでの戦績は、2勝4敗となった。

 全豪に7年連続出場(2017年の予選敗退含む)となる24歳のチチパスは、3度(2019年、21~22年)のベスト4がこれまでの最高成績だった。第4シードとして臨んだ昨年は、準決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)に6-7(5) 6-4 4-6 1-6で敗れていた。

 この結果でチチパスは、ハチャノフとの対戦成績を6勝0敗とした。昨年は5月にローマ(ATP1000/クレーコート)の3回戦で顔を合わせ、チチパスが4-6 6-0 6-3で勝っていた。

 今大会でのチチパスは1回戦でカンタン・アリス(フランス)を6-3 6-4 7-6(6)で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のリンキー・ヒジカタ(オーストラリア)を6-3 6-0 6-2で、3回戦でタロン・グリークスプア(オランダ)を6-2 7-6(5) 6-3で、4回戦で第15シードのヤニク・シナー(イタリア)を6-4 6-4 3-6 4-6 6-3で、準々決勝ではイリ・ラフェチュカ(チェコ)を6-3 7-6(2) 6-4で破って4強入りを決めていた。

 勝てばグランドスラム初タイトルとともに世界ナンバーワンの座に就くことができるチチパスは決勝で、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とトミー・ポール(アメリカ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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