ガルシアの地元優勝を阻んだパークスがシングルスのツアー初タイトルを獲得「最高の気分」 [リヨン・オープン]

写真は2022年AGELオープンでのアリシア・パークス(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シジエム サンス・メトロポル ド リヨン・オープン」(WTA250/フランス・リヨン/1月30日~2月5日/賞金総額25万9303ドル/室内ハードコート)の女子シングルス決勝で、世界ランク79位のアリシア・パークス(アメリカ)が第1シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)に7-6(7) 7-5で競り勝ちノーシードからチャンピオンに輝いた。

 今大会で目覚ましいプレーを見せてきた22歳のパークスは、シングルスで初めてツアー準々決勝を突破した画期的な1週間をキャリア初のトップ5にプレーヤーに対する勝利で締めくくった。

「初めてWTAツアーの(シングルスで)トロフィーを手にすることができて最高の気分よ。言葉では言い表せないわ。1年前は6万ドルのITFツアーで決勝を戦っていたというのに、今はWTA250で優勝しているなんて…」とパークスは試合後に喜びを表現した。

 この日も2桁となる15本のサービスエースを含む28本のウィナーを決めたパークスに対し、ガルシアのサービスエースは4本でウィナーは13本に留まった。試合は最後までサービスキープで進んだが、ガルシアはチャンピオンシップポイントでもあった最終ゲーム30-40からの3度目のブレークポイントでダブルフォールトを犯してしまった。

 同大会の親善大使を務める29歳のガルシアは単にフランス人というだけでなくリヨン育ちで、地元優勝の期待がかかっていた。

「簡単な試合にはならないとわかっていたから、今日は勝つためにサービスゲームに集中しなければならなかった。だからとにかく試合に没頭し、すべてのポイントで戦ったからこそ勝つことができたと思う」とパークスは試合を振り返った。

 昨年10月のオストラバ2回戦で当時7位だったマリア・サカーリ(ギリシャ)を倒して以来となるキャリア2度目の対トップ10勝利を挙げたパークスは同年12月にWTA125Kシリーズの大会を2週連続で制してトップ100入りしたばかりだったが、この1年でランキングを120位ほど上げて週明けにはキャリアハイを大幅に更新する51位に浮上することが確実となった。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)/ビビアネ・スクーフス(オランダ)がオルガ・ダニロビッチ(セルビア)/アレクサンドラ・パノワ(ロシア)とのノーシード対決を7-6(5) 6-3で制してタイトルを獲得した。

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写真◎Getty Images

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