いくつかのミラクルショットを決めたパークスがシード撃破でキャリア2度目のツアー8強入り [リヨン・オープン]

写真は2022年AGELオープンでのアリシア・パークス(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「シジエム サンス・メトロポル ド リヨン・オープン」(WTA250/フランス・リヨン/1月30日~2月5日/賞金総額25万9303ドル/室内ハードコート)の女子シングルス2回戦でアリシア・パークス(アメリカ)がスーパーショットをちりばめながら第4シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)に2-6 7-6(3) 6-2で逆転勝利をおさめ、ツアーレベルではキャリア2度目となるベスト8進出を決めた。

 この試合でパークスが見せた素晴らしいショットの中には今年最高のショットの候補になるようなコートに背を向けて脚の間から打ってネットに出たマルティッチの頭上を抜いたロブもあった。このショットのおかげで22歳のパークスは第2セット2-2からサービスゲームをキープすることができ、対戦相手であるマルティッチからの拍手とSNSを通してビアンカ・アンドレスク(カナダ)から称賛を受けた。

 また第2セット4-4からのサービスゲームでデュースとなった場面では、角度のあるフォアハンドのパッシングショットを決めて危機を抜け出した。

 第2セットから躍動的で質の高いプレーで会場を沸かせたパークスはまだ2021年USオープンでしかグランドスラム本戦の舞台を経験していないが、昨年10月のオストラバ2回戦ではマリア・サカーリ(ギリシャ)を破って対トップ10初勝利をマークしていた。

 パークスは次のラウンドで、第7シードのダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)とアンナ・ボンダール(ハンガリー)の勝者と対戦する。

 この日は2回戦があと2試合行われ、勝ち上がったリンダ・ノスコバ(チェコ)とカミラ・オソリオ(コロンビア)が準々決勝で顔を合わせることになった。予選勝者のノスコバが第6シードのマヤル・シェリフ(エジプト)を6-3 6-2で退け、オソリオはユレ・ニーマイヤー(ドイツ)に7-6(5) 7-5で競り勝った。

 そのほかの試合ではジャスミン・パオリーニ(イタリア)が予選勝者のレベッカ・マサロバ(スペイン)を6-3 6-2で倒し、アリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)はタマラ・コルパッチ(ドイツ)を6-2 6-4で下してそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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