男子中国勢2人目のトップ100入りを果たしたウー・イービンがシャポバロフを倒す番狂わせで初のツアー8強入り [ダラス・オープン]

写真はウー・イービン(中国)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ダラス・オープン」(ATP250/アメリカ・テキサス州ダラス/2月6~12日/賞金総額82万2175ドル/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で23歳のウー・イービン(中国)が第3シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を7-6(1) 6-4で倒す番狂わせを演じ、ATPツアーで初の8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、シャポバロフはこの試合が初戦だった。元ジュニア世界ナンバーワンのウーは前週のクリーブランド(チャレンジャー75/室内ハードコート)で準優勝を飾り、中国人男子プレーヤーとして史上2人目のトップ100入りを決めて今大会を迎えている。

 試合開始から7ポイントを連取して好スタートを切ったウーは3-0から3-3に追いつかれたが、もつれ込んだタイブレークで1ポイントしか落とさず第1セットを先取した。ウーは第2セット第1ゲームをブレークして2-0とリードしてから2-2に追いつかれたが、3-3からもう一度相手のサービスゲームを破るとそのリードを最後まで守って1時間33分でキャリア最大の勝利を決めた。

 ウーは次のラウンドで、第8シードのアドリアン・マナリノ(フランス)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 同日には2回戦があと2試合行われ、勝ち上がったフランシス・ティアフォー(アメリカ)とJ.J.ウルフ(アメリカ)が準々決勝で対決することになった。第2シードのティアフォーがマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)との地元勢対決を6-1 6-3で制し、第6シードのウルフはラドゥ・アルボット(モルドバ)を6-3 7-6(5)で退けた。

 そのほかの試合ではオスカー・オッテ(ドイツ)がクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)を6-4 4-6 6-2で振りきり、ダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)が予選勝者のザカリー・スバイダ(アメリカ)を6-2 6-4で下し、エミリオ・ゴメス(エクアドル)はラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のガブリエル・ディアロ(カナダ)に6-4 6-7(5) 7-6(5)で競り勝ちそれぞれ2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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