セルンドロ兄弟が揃って準々決勝に進出、兄がマッチポイントをセーブし弟は第1シード撃破 [コルドバ・オープン]

写真は2022年アルゼンチン・オープンでのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「コルドバ・オープン」(ATP250/アルゼンチン・コルドバ/2月6~12日/賞金総額71万3495ドル/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)がマッチポイントを凌いだ末に予選から勝ち上がってきたフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)との地元勢対決を6-3 3-6 7-5で制して8強入りを決めた。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、セルンドロはこの試合が初戦だった。

 第3セットで2-5とリードされたセルンドロは3-5からのリターンゲームでマッチポイントに直面したが、3度のデュースを経てブレークバックに成功すると続く3ゲームを連取して勝利をもぎ取った。最終ゲームではデルボニスも決死の反撃を見せたが、4度のデュースを繰り返した末にセルンドロが6度目のマッチポイントをものにした。

「第3セット2-5のあと、僕はこの試合で最高のテニスをしたと思う。僕はより堅実で辛抱強くなった。僕はハードコートで2~3本のラリーでポイントを取ることに慣れてしまっていたんだ。ここではもっと粘り強くプレーし、より多くのボールを返さなくてはならない。試合の終盤になってようやくそれを理解し、それがカギだった」とセルンドロは試合を振り返った。

 セルンドロは次のラウンドで、マルコ・チェッキナート(イタリア)が3-6 1-3とリードされた時点で右肩のケガを理由に棄権したため勝ち上がった第6シードのフェデリコ・コリア(アルゼンチン)と対戦する。

 同日の最終試合では、セルンドロの弟でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した2021年大会チャンピオンのフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)が第1シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を7-6(6) 6-1で倒す番狂わせを演じた。

 そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第3シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)がドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を6-4 2-6 6-2で振りきり、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)がクリスチャン・ガリン(チリ)に7-5 7-6(6)で競り勝ち、予選勝者のウーゴ・デリエン(ボリビア)はワイルドカードで出場したギド・ペラ(アルゼンチン)を6-3 6-4で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではラモス ビノラスがソウザと、セルンドロ弟はデリエンと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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