18歳フィスがワウリンカを倒してATPツアー2大会連続4強入り「僕はもっと楽しみたい」 [ATPマルセイユ]

写真は南フランス・オープンでのアルトゥール・フィス(フランス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月20~26日/賞金総額78万4830ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した18歳のアルトゥール・フィス(フランス)がスタン・ワウリンカ(スイス)を6-2 6-3で倒してベスト4進出を果たした。

 初戦敗退に終わった昨年11月のパリ・マスターズがATPツアー本戦デビューだったフィスは、同じくワイルドカードで出場した2週間前のモンペリエで準決勝まで勝ち進む快進撃を見せてフランス国内で一躍大きな注目を浴びる存在となった。

 試合を通して23回あったファーストサーブからのポイントを1つしか落とさなかったフィスは、疲労からベストの力を発揮できなかったワウリンカを圧倒して1時間6分で勝利を決めた。

「信じられないような気分だ。僕は子供の頃に彼(ワウリンカ)のプレーを観ながら育ったんだ。ベルシー(パリ・マスターズ)では彼のヒッティングパートナーを務め、今はその彼に勝つなんて…。僕のコーチと家族にとって長い道のりだったけど、まだ終わった訳じゃない。僕はもっと楽しみたいんだ」とフィスは試合後にコメントした。

「僕の進歩は速い。だけどもっと速くすることもできるはずだから、そうできるよう頑張るよ。今日のようにコートですべての瞬間を楽しもうと思う」

 フィスは次のラウンドで、第3シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-2 6-4で破って勝ち上がったバンジャマン・ボンジ(フランス)と対戦する。フィスは次の試合に勝てば、初のトップ100入りを決めることができる。

 もうひとつの準決勝は、ホベルト・フルカチュ(ポーランド)とアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)の顔合わせとなった。第1シードのフルカチュがミカエル・イーメル(スウェーデン)に6-3 3-6 7-6(6)で競り勝ち、ブブリクは第4シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)との激闘を7-5 3-6 7-6(6)で制した。

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写真◎Getty Images

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