フルカチュがボンジを倒して今季初優勝「僕のテニスはよくなってきていると思う」 [ATPマルセイユ]

写真は今季初優勝を飾ったホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月20~26日/賞金総額78万4830ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)がバンジャマン・ボンジ(フランス)を6-3 7-6(4)で下してツアー6勝目を挙げた。

 地元の観客に支えられてガッツ溢れるプレーで挑んでくるボンジにプレッシャーをかけられる時間帯もあったが、19本のエースを決めるなど抜群の安定感を誇ったサービスゲームを展開したフルカチュはファーストサーブからのポイントを93%の高確率でものにした。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したフルカチュは第2セット5-6から3つのセットポイントを凌いでキープし、もつれ込んだタイブレークを堅実なプレーで制して1時間30分で勝利を決めた。

「今日は物凄く幸せだ。いいプレーをしたバンジャマンを称えたい。彼は第2セットを取るに値したと思う。僕はとにかく必死に戦ったよ。彼は今年に入って非常にいいプレーをしているから、間違いなく近いうちにタイトルを獲るだろうね」とフルカチュは試合後にコメントした。

「僕のテニスはよくなってきていると思う。今日の試合には凄く満足しているよ。重要な瞬間にいいショットといいサービスを打つことができていたからね」

 昨年6月のハレ以来となるとなるタイトルを獲得したフルカチュは、今季の戦績を10勝4敗とした。彼は大会を通して出場選手中最多となる72本のサービスエースを決めたが、それ以外にもストロークや時折混ぜるネットプレーなどオールラウンドな能力を駆使して厳しい瞬間を切り抜けた。

 敗れはしたが1月のプネーに続くキャリア2度目のツアー決勝進出を果たしたボンジは、「僕たちはどこに向かうべきか、何に取り組んでいくべきなのかをわかっている。僕たちはできる限りそれをやっていくつもりだ。僕は以前よりもツアーについて理解できるようになったし、今はいいポジションにつけていると思う。2023年も2ヵ月が過ぎ、僕は2度決勝に進出した。僕は常にそこで勝つことを目指している。ポジティブなことはたくさんあるよ」と更なる飛躍に向けて意欲を示した。

 これに先立ち行われたダブルス決勝では、第1シードのサンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)/エドゥアール・ロジェ バセラン(フランス)が第2シードのニコラ・マウ/ファブリス・マルタン(ともにフランス)を4-6 7-6(4) [10-7]で倒して同ペアでの初優勝を飾った。

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写真◎Getty Images

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