ジョルジが女子ツアー今季最長タイ記録の激闘を制して2回戦へ [マイアミ・オープン]

写真はオーストラリアン・オープンでのカミラ・ジョルジ(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、カミラ・ジョルジ(イタリア)が死闘の末にカイア・カネピ(エストニア)を7-6(4) 6-7(4) 7-6(4)で退けた。

 試合時間3時間32分はWTAツアー本戦での今季最長タイ記録で、2月末のオースティン1回戦でエリカ・アンドレーワ(ロシア)がハリエット・ダート(イギリス)に勝った試合と同じだった。

 第3セット5-0とリードして勝利目前まで迫っていたジョルジは5-3と5-4の場面で1本ずつマッチポイントを凌がれるなどしてカネピに5ゲームを連取されて追いつかれたが、もつれ込んだ3度目のタイブレークで4度目のマッチポイントをものにして激闘に終止符を打った。

 サービスエースの数はカネピが相手の11本を上回る19本だったが、お互いにブレークポイント10回中4つをものにして獲得ポイントは135対135とまったくの互角だった。

 ジョルジは次のラウンドで、過去3度(2009年、11年、16年)同大会を制した実績を持つ第14シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 この日はワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した10代プレーヤー3人が初戦に臨んだが、勝利を挙げることはできなかった。最年少15歳のブレンダ・フルビルトバ(チェコ)がワン・シユ(中国)に0-6 5-7で、17歳のビクトリア・ヒメネス カシンツェバ(アンドラ)がアンナ・カリンスカヤ(ロシア)に4-6 2-6で、17歳のアレクサンドラ・エアラ(フィリピン)はイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)に2-6 5-7で敗れた。

 そのほかの試合ではマルタ・コスチュク(ウクライナ)、エリース・メルテンス(ベルギー)、クレア・リュー(アメリカ)、ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)、レベッカ・マリノ(カナダ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のビクトリヤ・トモバ(ブルガリア)に加え、テレザ・マルティンコバ(チェコ)、ラウラ・シグムンド(ドイツ)、日比野菜緒(ブラス)、ミリアム・ビョルクルン(スウェーデン)、キャサリン・セボフ(カナダ)の予選勝者5人とエフゲニヤ・ロディナ(ロシア)が2回戦に駒を進めた。

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写真◎Getty Images

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