前年覇者シフィオンテクがマイアミ・オープン出場を取り消し「健康の問題を抱えたのは本当に久しぶり」

写真は記者会見でのイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)に第1シードで出場予定だったディフェンディング・チャンピオンのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、肋骨のケガを理由に欠場を余儀なくされた。

 水曜日に自身のツイッターを更新したシフィオンテクは、投稿した声明文の中で先月のドーハで優勝してから身体の問題を抱えていたことを明かした。今大会ではシード勢が1回戦をBYEで免除されており、シフィオンテクは木曜日に行われる予定だった2回戦でクレア・リュー(アメリカ)と対戦するはずだった。

 欠場したシフィオンテクに代わり、ユリア・グラベール(オーストリア)がラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)として繰り上がった。

「ご存じのように、私はドーハでの大会中から酷い感染症に苦しんでいました。何とかプレーはできましたが、激しい咳のせいで肋骨を痛めてしまいました。どうにか対処して安全である限りプレーを続けようと努力しましたが、ここ数日のデータを分析した上で私の医師が診断を下しました」とシフィオンテクは説明した。

「残念ながら私はまだ不快感と痛みを感じており、戦うことはできません」

 前週末に終了したインディアンウェルズの準決勝で最終的に優勝したエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に敗れたあと、シフィオンテクはインスタグラムを通して「全力を尽くしたけど、今日はエレーナのほうが上でした。残念ながら肋骨付近に違和感と痛みがあり、最高レベルでプレーすることは困難でした。今は医療チームと相談する必要があり、ここ数日は回復と健康管理に専念します」と身体の問題について言及していた。

 シフィオンテクは声明文を通して4月14日と15日にアスタナで行われるカザフスタンに対するビリー ジーン・キング・カップ予選ラウンドにも出場できないと報告し、「次にどこでプレーするかは回復具合と医療チームの勧めにもよるので、わかり次第お伝えするつもりです」と述べた。

「健康の問題を抱えたのは本当に久しぶりのことで、長期に渡って完璧な体調でプレーできていたことに感謝しています。でもそれがスポーツであり、このようなことはときどき起こることで自分では制御できません。今は状況を受け入れ、可能な限り早く回復することに努めるときなのだと思います」

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写真◎Getty Images

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