新境地を見出したシフィオンテクがペグラを圧倒してタイトル防衛に成功 [カタール・オープン]

写真は2連覇を達成したイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「カタール・トタルエナジーズ・オープン」(WTA500/カタール・ドーハ/2月13~18日/賞金総額78万637ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第2シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)を6-3 6-0で倒して2連覇を達成した。

 今大会でのシフィオンテクは、3試合で僅か5ゲームしか落とさず今季初優勝を飾った。彼女は昨年の同大会でキャリア初となるWTA1000大会のタイトルを獲得し、そこから37連勝の快進撃をスタートしていた。

 シフィオンテクは1月の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」ではペグラにストレートで敗れていたが、この日は同じ相手を1時間余りで圧倒して対戦成績を5勝2敗とした。

「シーズン出だしに感じていたのに比べてバランスがよくなってきて本当にうれしい。この大会は大きな自信になると思うけど、それでも私は一歩一歩進んでいきたいと考えているわ。今日の試合に勝つことができて凄く幸せよ」とシフィオンテクは試合後にコメントした。

 試合開始直後からアグレッシブなリターンで相手のサービスゲームに襲い掛かったシフィオンテクは先にブレークしたが、ラリーを長引かせて相手のミスを誘ったペグラにその都度追いつかれて試合は進んでいった。それでも怯むことなく攻撃し続けたシフィオンテクは3度目のブレークで5-3としたあと次のゲームをしっかりキープして第1セットを先取し、そこからは彼女の独壇場となった。

「昨日は風が強かったけど、それをうまく利用することができたことに自分でも少し驚いたの。ここはもっと短くプレーすべきだとか逆にスピンを使ってボールを飛ばすべきだとか、直感的にプレーすることができていた。だから今日もそれを続けたんだけど、過剰に分析したくはなかったから感じるままにプレーしたわ」とシフィオンテクは試合後に明かした。

「それがよかったんだと思う。いつもは戦術と自分が取り組んでいる技術に基づいてプレーしているから、それを一旦リセットして考え過ぎずにもっと自由にプレーすることもできると感じたのよ」

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写真◎Getty Images

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