トレビザンがWTA1000大会で初のベスト8進出「私は試合ごとに経験を積んでいる」 [マイアミ・オープン]

写真はマルチナ・トレビザン(イタリア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス4回戦で第25シードのマルチナ・トレビザン(イタリア)が第24シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-3 6-3で倒し、WTA1000レベルの大会ではキャリア初となるベスト8進出を果たした。

 今回初めて同大会の本戦に出場したトレビザンはより安定感のある粘り強いプレーでオスタペンコとの初対決をストレートで制し、2013年大会のサラ・エラーニ(イタリア)とロベルタ・ビンチ(イタリア)以来となるマイアミの女子シングルスで8強入りしたイタリア人プレーヤーとなった。

 第1セットを先取したトレビザンは第2セット第1ゲームでサービスダウンを喫して0-2とリードされたが、そこから粘り強さと攻撃性を兼ね備えたプレーで5ゲームを連取して勝利に向けて突き進んだ。特に第7ゲームでは5度のデュースを繰り返す中で4つのブレークポイントを凌いでキープし、オスタペンコの反撃を振りきった。

 昨年10月のグアダラハラで3回戦に進出したのがWTA1000大会での最高成績だったトレビザンは、「私にとって大きな意味がある」と試合後にコメントした。

 世界ランク112位で2020年シーズンをスタートしたトレビザンはノーマークだった同年のフレンチ・オープンで準決勝まで快進撃で勝ち上がり、それ以降はほとんどの週を30位以内で過ごしている。

 試合後のオンコートインタビューで試合中によく笑みを浮かべている理由について聞かれたトレビザンは、「私が幸せだからよ。私はここマイアミの大きなスタジアムにいて、自分が心から愛する仕事をしている。だから私はシンプルに幸せなの」と満面の笑みで答えた。

「私は試合ごとに経験を積んでおり、特にオスタペンコのような重要な選手に対するこのような試合ではそれが大いに助けとなっている。私は毎試合、できる限り学ぼうとしているの」

 トレビザンは次のラウンドで、エリース・メルテンス(ベルギー)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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