エバンズが連敗を「6」で断ち切り準々決勝へ「もう一度勝利を掴むことが重要だった」 [ハッサン2世グランプリ]

写真は2022年フレンチ・オープンでのダニエル・エバンズ(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ハッサン2世グランプリ」(ATP250/モロッコ・マラケシュ/4月3~9日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で第2シードのダニエル・エバンズ(イギリス)がアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)を6-1 6-3で退け、このところの連敗を「6」で断ち切った。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、エバンズはこの試合が初戦だった。ここ数日の雨でややコートが重いコンディションの中でエバンズはグラウンドストロークを深く入れてベースラインプレーで主導権を握り、76分で8強入りを決めた。

「難しい試合だったけど、いいプレーができたよ。ここ数大会で勝てていなかったから、もう一度勝利を掴むことが重要だった」とエバンズは試合後にコメントした。

 エバンズは次のラウンドで、ジャウメ・ムナール(スペイン)を6-7(4) 7-6(6) 6-4で破って勝ち上がった予選勝者のアンドレア・ババッソーリ(イタリア)と対戦する。

 この日初戦に臨んだエバンズ以外の上位シード勢は第1シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)と第4シードのタロン・グリークスプア(オランダ)が準々決勝に駒を進めたが、第3シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)はクリストファー・オコネル(オーストラリア)に7-6(8) 4-6 0-6で敗れた。

 ムゼッティはここ4大会連続で初戦敗退を喫していたが、2月のブエノスアイレス(ATP250/クレーコート)以来となる今季のマッチ6勝目を挙げた。

 そのほかの試合ではロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)が第1セット2-0とリードした時点で予選勝者のディミタール・クズマノフ(ブルガリア)が棄権したため勝ち上がり、パベル・コトフ(ロシア)が第7シードのバンジャマン・ボンジ(フランス)を6-0 7-6(2)で倒す番狂わせを演じ、アレクサンドル・ムレール(フランス)はフランチェスコ・パッサーロ(イタリア)を6-4 6-4で下し、ベスト8が出揃った。

 準々決勝ではムゼッティがムレールと、グリークスプアがカルバレス バエナと、オコネルはコトフと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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