元チャンピオン対決でカサキナがキーズに逆転勝利、23年ぶりに上位4シードが揃って準決勝へ [WTAチャールストン]

写真はダリア・カサキナ(ロシア)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月3~9日/賞金総額78万637ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝で、第3シードのダリア・カサキナ(ロシア)が第9シードのマディソン・キーズ(アメリカ)に6-7(5) 6-4 6-2で逆転勝利をおさめてベスト4に進出した。

 お互いに4度ずつブレークし合う混戦の第1セットをタイブレークの末に落としたカサキナは第2セット3-4から3ゲームを連取してセットオールに追いつくと第3セットも5-1とリードを広げ、サービング・フォー・ザ・マッチをキープして締めくくることはできなかったものの最後にもう一度相手のサービスゲームを破って2時間33分で勝利をもぎ取った。

 ともに同大会で優勝経験(カサキナが2017年、キーズは19年)があるふたりはこれが10度目の対決だったが、キーズは2敗目を喫した。

 カサキナは次のラウンドで、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)がとリードされた時点で体調不良で棄権したため勝ち上がったと第2シードのオンス・ジャバー(チュニジア)対戦する。

 思わぬ形で3年連続となる4強入りを決めたジャバーは「アンナが早くよくなるよう願っている」と相手を気遣ったあと、「私にとっては素晴らしい試合だったと思う。やるべきことがすべてできたし、コーチの言うことを100%聞き入れてプレーしたのはキャリアで初めてだったかもしれないわ」と試合を振り返った。

 もうひとつの準決勝は、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)とベリンダ・ベンチッチ(スイス)の顔合わせとなった。第1シードのペグラが第12シードのパウラ・バドーサ(スペイン)を6-3 7-6(6)で倒し、ディフェンディング・チャンピオンで第4シードのベンチッチは第7シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-3 6-3で退けた。

 同大会で上位4シードが揃って準決勝に勝ち残ったのはメアリー・ピアス(フランス)、アランチャ・サンチェス ビカリオ(スペイン)、モニカ・セレス(アメリカ)、コンチタ・マルチネス(スペイン)がやってのけた2000年大会以来となる。

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写真◎Getty Images

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