バドーサが思い出深い大会で快調なスタート「ここはすべてが始まった場所」 [WTAチャールストン]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「クレジット・ワン・チャールストン・オープン」(WTA500/アメリカ・サウスカロライナ州チャールストン/4月3~9日/賞金総額78万637ドル/クレーコート)の女子シングルス1回戦で、第12シードのパウラ・バドーサ(スペイン)がマヤル・シェリフ(エジプト)を6-3 6-1で下して快調なスタートを切った。

 ワンブレーク差で第1セットを先取したバドーサは第2セット5-0からのサービスゲームを落としたが、次のゲームで迎えた最初のマッチポイントをものにして1時間32分で勝利を決めた。2年前に当時世界ランク1位だったアシュリー・バーティ(オーストラリア)を倒した末に4強入りしたバドーサは、昨年も準々決勝に進出するなどこの大会では常に好成績を残している。

「(2年前にバーティに勝ったことを)忘れることはできないわ。あのとき私は世界70位だった。ここはすべてが始まった場所なのよ」とバドーサは試合後のオンコートインタビューで語った。

 約1年前に世界ランク2位まで上り詰めたあとやや低迷して29位で今大会を迎えたバドーサは前週末に終了したマイアミでは3回戦でエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に敗れており、「マイアミからここまでたくさん練習する時間があった。だから本当に一生懸命取り組んだの。今はいいプレーができていると思うし、またここから始められるよう願っているわ」と再浮上を期した。

 バドーサは次のラウンドで、2児の母として復帰した34歳のエフゲニヤ・ロディナ(ロシア)を6-3 6-2で破って勝ち上がったレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦する。

 この日は2回戦が3試合行われ、第2シードのオンス・ジャバー(チュニジア)がレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)を6-3 6-3で退け、第6シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)がスローン・スティーブンス(アメリカ)に3-6 6-3 6-2で逆転勝利をおさめ、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)はアリゼ・コルネ(フランス)を7-6(4) 4-6 6-2で倒してそれぞれ16強入りを決めた。上位8シードは1回戦がBYEで免除されており、ジャバーとアザレンカはこの試合が初戦だった。

 そのほかの試合では第9シードのマディソン・キーズ(アメリカ)、ベルナルダ・ペラ(アメリカ)、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)、バルバラ・グラチェワ(ロシア)、キャサリン・マクナリー(アメリカ)、クリスティーナ・ブクサ(スペイン)、ディアナ・シュナイダー(ロシア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したソフィア・ケニン(アメリカ)とキャロライン・ドラハイド(アメリカ)、予選勝者のヘイリー・バティスト(アメリカ)が2回戦に駒を進めた。

 第13シードのダニエル・コリンズ(アメリカ)がロジャーズに7-6(2) 4-6 1-6で、第16シードのマリー・ブーズコバ(チェコ)はブクサに5-7 7-6(3) 1-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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