19歳ルーネは惜敗で準優勝「できることはやった」 [モンテカルロ・マスターズ]

写真はホルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「ロレックス・モンテカルロ・マスターズ」(ATP1000/モナコ・モンテカルロ/4月9~16日/賞金総額622万8295ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が第6シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)に5-7 6-2 7-5で逆転勝利をおさめ、ATPマスターズ1000大会で初優勝を飾った。

 1セットダウンの劣勢を覆しただけでなく、ルブレフは第3セットで1-4とリードされながらも形勢を逆転させた。ルーネのミスが増えたことにも助けられたが、そのミスを引き出したのは劣勢でも諦めずにボールを返し続けたルブレフの頑張りだった。

 一時はしっかりと主導権を握りながら勝ちきれなかった19歳のルーネは、大会全体を通した自分の戦いぶりを誇りに思うと語った。

 雨による中断もあり遅くに始まった前日の準決勝で第7シードのヤニク・シナー(イタリア)を1-6 7-5 7-5で破ったルーネは、「昨日は言うまでもなく長い試合だった。遅い時間に試合を終えたから、回復する時間があまりなかった。それが現実だ。すべてを出し尽くして何も残っていなかった。できることはやったし、もう少しのところまではいったけどね」とルーネは試合後の記者会見で明かした。

「第3セットでは主導権を握っていたし、第1セットの大部分でもそうだったと思う。でもまたしても試合を締めくくることができなかった。残念だけど、それもテニスの一部なんだ」

 昨年11月のパリ・マスターズで決勝でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を含む5人のトップ10プレーヤーを倒して栄冠に輝いていルーネは2度目のマスターズ制覇を逃したが、同大会で2006年に19歳で栄冠に輝いたラファエル・ナダル(スペイン)以来となる10代の決勝進出者となった。

 この活躍でルーネは、大会後に更新される世界ランクで自己最高の7位に浮上することが確実となった。

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写真◎Getty Images

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