トップ復帰を目指すバドーサが1回戦でカサキナを圧倒「私は今でも自分を信じている」 [WTAシュツットガルト]

写真はパウラ・バドーサ(スペイン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「ポルシェ・テニス・グランプリ」(WTA500/ドイツ・バーデン ヴュルテンベルク州シュツットガルト/4月17~23日/賞金総額78万637ドル/室内クレーコート)の女子シングルス1回戦で、パウラ・バドーサ(スペイン)が第7シードのダリア・カサキナ(ロシア)に6-1 6-1で圧勝した。

 立ち上がりから4-0とリードして好スタートを切ったバドーサは1ゲームしか落とさず、第1セットを先取すると、第2セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間10分で快勝した。元世界ランク2位ながら現在は31位まで落としているバドーサがトップ10プレーヤーから勝ち星を挙げたのは、1年前の同大会準々決勝で当時10位だったオンス・ジャバー(チュニジア)に勝って以来となる。

「トップに戻ることが私の目標のひとつなの。そのために毎日努力を積んでいる。ビッグマッチでプレーするのが好きだし、大会の最後のほうまで勝ち進みたい。私は自分がまだそのレベルにあると思っている。今でも自分を信じている。早く戻れるよう願っているわ」とバドーサは試合後にコメントした。

 バドーサは次のラウンドで、前日に勝ち上がりを決めていた同胞で予選勝者のクリスティーナ・ブクサ(スペイン)と対戦する。

 そのほかの試合ではバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア)、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したタチアナ・マリア(ドイツ)が2回戦に駒を進めた。

 エマ・ラドゥカヌ(イギリス)とのグランドスラム優勝経験者同士の1回戦を6-2 6-1で制したオスタペンコは2017年フレンチ・オープン優勝を振り返り、「あの頃の私は怖いもの知らずで、あれこれ考えていなかった」と語った。

「今日は少しそのときのような感じだったかもしれないわね。とにかく思いきってショットを打ち、ミスをしても気にせず打ち込んでいったの。恐らくこの大胆さを取り戻す必要があるんだろうけど、もちろん年齢を重ねるにつれて難しくなる。考え過ぎてしまうし、安定したいいプレーをしたいと思うようになるものだから。でもあまり考え過ぎてしまってもいい結果にならないこともあるわ」

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写真◎Getty Images

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