4つのチャンピオンシップポイントを凌いだルーネがツアー初優勝を飾った大会でタイトル防衛に成功「スーパーハッピー」 [BMWオープン]
ATPツアー公式戦「BMWオープン」(ATP250/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月17~23日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)が4つのチャンピオンシップポイントを凌ぐ見事な挽回劇の末に第4シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を6-4 1-6 7-6(3)で倒して2連覇を達成した。
試合後半に右上腕の問題に苦しめられていた様子のルーネは第3セット2-5からのレシーブゲームで40-15とリードされて絶体絶命の危機に晒されたが挽回し、第10ゲームで足首を捻るアクシデントに見舞われながらも5-6の40-15から4ポイント連取でタイブレークに持ち込んで勝利をもぎ取った。
昨年11月のパリ(ATP1000/室内ハードコート)以来となるツアー4勝目を挙げた19歳のルーネは、今シーズンにATPツアーでタイトルを防衛した最初の選手となった。
「本当に疲労困憊だったけど僕は最後まで戦い、挽回するためにできることはすべてやった。お互いに限界まで追い込み合ったから、観客の皆さんにとっては完璧な決勝だったんじゃないかな。今日はタイトルを防衛できてスーパーハッピーだ」とルーネは試合後にコメントした。
「大会で最後の試合なら誰だって何とか勝つ方法を見つけようとするさ。かなり苦労したけど、何とかやり遂げることができたよ」
これに先立ち行われたダブルス決勝では、アレクサンダー・エルラー/ルーカス・ミードラー(ともにオーストリア)が第1シードのケビン・クラウィーツ/ティム・プッツ(ともにドイツ)を6-3 6-4で下して今季2勝目を挙げた。
男子ダブルス優勝のアレクサンダー・エルラー(オーストリア/左)とルーカス・ミードラー(オーストリア)(Getty Images)
写真◎Getty Images
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