ルーネがタイトル防衛に向けて1勝目、ズベレフは2年連続初戦敗退 [BMWオープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦「BMWオープン」(ATP250/ドイツ・バイエルン州ミュンヘン/4月17~23日/賞金総額63万705ユーロ/クレーコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したヤニック・ハンフマン(ドイツ)を6-3 6-4で下してタイトル防衛に向けた挑戦をスタートした。

 上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、ルーネはこの試合が初戦だった。立ち上がりに3-0と好スタートを切って第1セットを先取したルーネは第2セット第1ゲームをブレークした直後に一度サービスダウンを喫したが、3-3からもう一度相手のサービスゲームを破って1時間24分で勝利を決めた。

「厳しい試合だった。自分のプレーには満足している。初戦というのはコンディションも変わるから難しい。応援してくれてありがとう。僕はこの大会が好きだ。僕は昨年ここでツアー初タイトルを獲得して飛躍することができたから、戻ってくるというのは特別なことなんだ」とルーネは試合後のオンコートインタビューで語った。

 ルーネは次のラウンドで、第6シードのロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を6-3 7-6(3)で破って勝ち上がったクリスチャン・ガリン(チリ)と対戦する。

 この日初戦に臨んだルーネ以外の上位シード勢は第2シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と第4シードのボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)が8強入りを決めたが、2017年&18年のチャンピオンで第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はクリストファー・オコネル(オーストラリア)に6-7(2) 4-6で敗れて昨年に続いて初戦で姿を消した。

 アスラン・カラツェフ(ロシア)は前日に雨で中断していた1回戦をプレーしてワイルドカードを得て参戦したダニエル・アルトマイヤー(ドイツ)を4-6 7-6(2) 6-2で倒したが、続く2回戦でファン デ ザンツフープに2-6 0-6で完敗した。

 そのほかの試合ではマルコス・ギロン(アメリカ)が予選勝者のアレクサンダー・リチャード(スイス)に4-6 6-3 6-3で逆転勝利をおさめ、予選勝者のファビオ・コボッリ(イタリア)はオスカー・オッテ(ドイツ)を6-0 3-6 6-3で振りきりそれぞれ準々決勝に駒を進めた。第8シードのマルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)は元世界ランク3位のドミニク・ティーム(オーストリア)に対して7-5で第1セットを先取したが、第2セット3-3となったところで日没のため順延となった。

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写真◎Getty Images

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