決勝は2大会連続でシフィオンテクとサバレンカの世界トップ2による頂上決戦に [マドリッド・オープン]
WTAツアー公式戦「ムトゥア・マドリッド・オープン」(WTA1000/スペイン・マドリッド/4月25日~5月7日/賞金総額765万2174ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)が第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)を6-4 6-1で下して2年ぶりの優勝に王手をかけた。
立ち上がりに3-0とリードしながら3-3に追いつかれたサバレンカは5-4からブレークして第1セットを先取すると、第2セット1-1から最後の5ゲームを連取して1時間25分で勝利を決めた。ふたりはこれが9度目の対決だったが、サバレンカが6勝目を挙げた。
「今大会でのベストマッチができたと思う。私は本当にいいスタートを切ったけど、マリアが巻き返してきた。それでも私はメンタル的に崩れることがなかった。彼女がすべてのポイントでファイトしてくることはわかっていたから、カムバックしてきても動じることはなかったわ。試合に集中してすべてのポイントで戦い続けていたの」とサバレンカは試合を振り返った。
「今日のレベルには凄く満足している。特にメンタルゲームがよかったし、メンタル面で強さを発揮できたことのほうがうれしいわ」
サバレンカは決勝で、第12シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-1 6-1で破って勝ち上がった第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。ふたりは前週のシュツットガルトでも決勝で戦い、シフィオンテクが6-3 6-4で勝っている。
世界ランク1位と2位の選手が同じシーズンにクレーコート大会の決勝で2度顔を合わせるのは、ここ40年で3度目に過ぎない。過去には1984年にマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)とクリス・エバート(アメリカ)がアメリアアイランドとフレンチ・オープンで、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)とマリア・シャラポワ(ロシア)は2013年にマドリッドとフレンチ・オープンでタイトルを争い、いずれも世界1位だったナブラチロワとセレナが勝っている。
写真◎Getty Images
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