ブルターの棄権による不戦勝で川口夏実がキャリア最大のタイトルを獲得 [福岡国際女子]

写真は女子シングルスで優勝を飾った川口夏実(町田ローンテニスクラブ/右)と準優勝のケイティ・ブルター(イギリス)(写真提供◎福岡国際女子テニス事務局)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「福岡国際女子テニス」(ITFワールドテニスツアーW60/福岡県福岡市・博多の森テニス競技場/本戦5月9~14日/賞金総額6万ドル/砂入り人工芝コート)の女子シングルスで決勝に進出していた第1シードのケイティ・ブルター(イギリス)が棄権したため、不戦勝により川口夏実(町田ローンテニスクラブ)の優勝が決まった。

 前週の岐阜(W80/ハードコート)でも決勝まで勝ち残っていた2018年大会チャンピオンのブルターは今大会の準々決勝と準決勝でともに第3セットのタイブレークにもつれ込む激闘を制すなど、ここ2週間で9試合を戦っていた。

 アドリエン・ナギー(ハンガリー)とのペアで2019年全豪ジュニアのダブルスを制した実績を持つ20歳の川口がITFツアーの同種目でタイトルを獲得したのは3週間前の大阪(W15/ハードコート)以来でキャリア4度目となるが、過去3勝はいずれもW15の大会だった。

 今大会までW60以上の大会で未勝利だった川口は予選2試合を勝ち抜いたあと、1回戦で予選勝者の伊藤あおい(フリー)を6-4 7-5で、2回戦で第3シードの細木咲良(原商)を6-1 6-4で、準々決勝で予選勝者の齋藤咲良(MAT Tennis Academy)を1-6 7-6(4) 7-6(4)で、準決勝では第2シードのキャロル・ジャオ(カナダ)を6-1 7-6(6)で破って決勝進出を決めていた。

大会最終日◎試合結果

女子シングルス決勝

○22川口夏実(日本/町田ローンテニスクラブ)[Q] 不戦勝 ●1ケイティ・ブルター(イギリス)[1]

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、Qは予選勝者

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写真提供◎福岡国際女子テニス事務局

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