ルバキナがオスタペンコを下して友人でもあるカリニーナとの決勝へ [イタリア国際]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス準決勝で、第7シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が第20シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6-2 6-4で下して今季2勝目に王手をかけた。

 5-2からの長いサービスゲームを競り合いの末にキープして第1セットを先取したルバキナは第2セットで1-4と劣勢に立たされたが、そこから最後の5ゲームを連取して1時間33分で勝利をもぎ取った。第2セット2-4のレシーブゲームで15-40とルバキナがブレークポイントを握った時点で雨により試合が一時中断したが、再開後も勢いが消えることなく最後まで突き進んだ。

「第2セットでいいスタートが切れなかった。少しエネルギーのレベルが落ちてサービスゲームを落としてしまったから難しかった。それから彼女がいいショットを何本か決めてサービスもよくなり、流れが急激に変わってしまった。でも同時にワンブレークの差しかないこともわかっていた。とにかく集中してすべてのボールでファイトするだけだった。ウィナーになるかミスになるか決してわからないのだから」とルバキナは試合後にコメントした。

「雨が好きじゃない人もいると思うけど、私は花粉症だから逆に助かっているの。ここでは雨のおかげで少し気分よく過ごせているわ。フレンチ・オープン前にこんなに多くの試合ができて本当にうれしい」

 ルバキナは決勝で、第11シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を7-5 5-7 6-2で破って勝ち上がった第30シードのアンヘリーナ・カリニーナ(ウクライナ)と対戦する。友人同士でもあるふたりは昨年4月にチャールストンの2回戦で一度対決しており、カリニーナが6-4 2-6 6-4で勝っている。

「彼女は以前に私のコーチと一緒に仕事をしていたこともあり、私たちはとてもいい関係なの。彼女が試合をしているときは応援するし、彼女も私を応援してくれている。決勝を戦うことができてうれしいわ」とルバキナと次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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