シフィオンテクの途中棄権でルバキナが準決勝へ [イタリア国際]

写真はエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス準々決勝でイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第3セット途中で棄権したため、エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)の勝利が決まった。両者はこれが今季3度目の対決だったが、ルバキナが3連勝を飾った。

 4ゲーム連取と好スタートを切って第1セットを先取した第1シードのシフィオンテクは第2セットも4-2とリードしたが、第8ゲームで初のブレークに成功した第7シードのルバキナがもつれ込んだタイブレークを7-3で取ってセットオールに追いついた。

 第2セット終了後にメディカルタイムアウトを取ってコートをあとにしたシフィオンテクは右太腿にテーピングを施して戻ってきたが、ルバキナが第4ゲームをラブゲームでキープして2-2となった時点で試合続行を断念した。シフィオンテクは3連覇を目指していたが、同大会で続いていた連勝は「14」でストップした。

「本当にいい試合をしていたと思うから、このような形で終わりたくはなかった。イガが早く回復することを願っているわ。それと遅くまで残って私たちを応援してくれた皆さんにお礼を言いたい」とルバキナは試合後のオンコートインタビューで語った。

「大会が多いからクレーコートの準備をするのは簡単じゃなかったけど、試合を重ねるごとに自信がついてきたと感じている。今日は出だしがよくなかったけど、第2セットに入ってから徐々にリズムを掴むことができた。全体的にはいいプレーができたと思うわ」

 ルバキナは次のラウンドで、パウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 4-6 6-3で破って勝ち上がった第20シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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