今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」（フランス・パリ／本戦5月28日～6月11日／クレーコート）の女子シングルス3回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク（ポーランド）がワン・シンユー（中国）を6-0 6-0で下してベスト16に進出した。試合時間は51分。

　今シーズンのシフィオンテクがダブルベーグル（6-0 6-0）で勝ったのは、アナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）に対する前哨戦のローマ（WTA1000／クレーコート）2回戦以来で2度目となる。

　ロラン・ギャロスに5年連続出場となる22歳のシフィオンテクは、2020年と22年にタイトルを獲得。昨年は決勝でココ・ガウフ（アメリカ）を6-1 6-3で退け、2年ぶりに女王の座に返り咲いた。

　昨年4月に世界ランク1位の座に就いたシフィオンテクは同年に全仏とUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）を含む8勝を挙げ、WTA最優秀選手賞とITF世界チャンピオンに選ばれるなど圧倒的なシーズンを過ごした。

　ディフェンディング・チャンピオンのシフィオンテクは次のラウンドで、ビアンカ・アンドレスク（カナダ）とレシヤ・ツレンコ（ウクライナ）の勝者と対戦する。

　そのほかの試合では前年の準優勝者で第6シードのガウフが予選から勝ち上がってきた16歳のミルラ・アンドレエワ（ロシア）に6-7(5) 6-1 6-1で逆転勝利をおさめ、アンナ カロリーナ・シュミドローバ（スロバキア）は予選勝者のケイラ・デイ（アメリカ）を6-1 6-3で退け、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。

　第4シードのエレーナ・ルバキナ（カザフスタン）が体調不良で3回戦を棄権したため、サラ・ソリベス トルモ（スペイン）は不戦勝で勝ち上がった。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、予選勝者

女子シングルス3回戦｜主な試合結果

○1イガ・シフィオンテク（ポーランド）[1] 6-0 6-0 ●7ワン・シンユー（中国）

○18アンナ カロリーナ・シュミドローバ（スロバキア）6-1 6-3 ●21ケイラ・デイ（アメリカ）[Q]

○32ココ・ガウフ（アメリカ）[6] 6-7(5) 6-1 6-1 ●27ミルラ・アンドレエワ（ロシア）[Q]

○38サラ・ソリベス トルモ（スペイン）不戦勝 ●33エレーナ・ルバキナ（カザフスタン）[4]