3連覇を目指すシフィオンテクが圧巻のダブルベーグルで初戦を突破 [イタリア国際]

写真はイガ・シフィオンテク(ポーランド)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「BNLイタリア国際」(WTA1000/イタリア・ローマ/5月9~20日/賞金総額357万2618ドル/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)がアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)を6-0 6-0で下してタイトル防衛に向けて快調なスタートを切った。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、シフィオンテクはこの試合が初戦だった。シフィオンテクは2021年と22年に2連覇を達成しており、同大会での連勝を「12」に伸ばした。

 第4ゲームで唯一直面したブレークポイントをセーブしてキープしたシフィオンテクは続くレシーブゲームで7度目のセットポイントをものにして第1セットを先取すると、第2セットでも勢いが衰えることなく1時間7分で完封勝利を決めた。シフィオンテクが同大会で1ゲームも落とさず勝ったのは、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)に対する2021年決勝以来で2度目となる。

 膝のケガで長期離脱を余儀なくされていた2021年フレンチ・オープン準優勝者のパブリウチェンコワは1回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦したサラ・エラーニ(イタリア)を6-1 6-1で退け、復帰後2度目のツアー本戦勝利を挙げていた。

 シフィオンテクは次のラウンドで、第28シードのベルナルダ・ペラ(アメリカ)を6-4 6-4で破って勝ち上がったレシヤ・ツレンコ(ウクライナ)と対戦する。

 この日初戦に臨んだシフィオンテク以外のトップ10プレーヤーは第7シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)、第8シードのダリア・カサキナ(ロシア)、第9シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が3回戦に駒を進めたが、前年の準優勝者で第4シードのオンス・ジャバー(チュニジア)はパウラ・バドーサ(スペイン)に1-6 4-6で敗れた。

 そのほかの試合では第10シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、第16シードのリュドミラ・サムソノワ(ロシア)、第20シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)、第21シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)、第32シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ)、カミラ・ジョルジ(イタリア)、カロリーナ・ムチョバ(チェコ)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)、マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)、ユリア・グラベール(オーストリア)が2回戦を突破した。

 第15シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)、第18シードのマルチナ・トレビザン(イタリア)、第24シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)、第25シードのエリース・メルテンス(ベルギー)、第26シードのジル・タイヒマン(スイス)は初戦でシードダウンを喫した。

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写真◎Getty Images

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